「日立のエアコンの冷房が効きが悪くて、風がぬるい…」 そんな経験はありませんか? 実は、よくあるトラブルなんです。
先日、当サイトの「無料相談窓口」にも、同じようなお悩みが寄せられました。
- 件名; エアコンの冷房について
- 内容;
2017年式しろくまくん(自動掃除機能付き)のエアコンを使っています。3週間ほど前より、エアコンの効きが悪くなりました。症状としては、
>運転中に急にぬるい風が出てくる
>冷たい風、ぬるい風が10分ほど交互になる (設定温度に達していないのに)
>夜中に気づいたらいつも通りになっている (2, 3時間でまたぬるくなる)
>設定温度を16度、28度にしても冷たさが変わらない
>室外機の見た目は特に変化なし
今までは、25度設定にしていたら寒いくらいで、勝手にぬるい風になったりしませんでしたが、故障でしょうか…?
今回は、このご相談内容を元に、エアコンが効かない原因と、その対処法について、エアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
taichanからの回答
日立のエアコン(しろくまくん)の冷房が効かない、冷房運転の動作がおかしいといった内容ですね。記載いただいた症状から、いくつかの原因が考えられます。
考えられる3つの原因
上記の内容から、考えられる冷房運転の不具合の原因は以下の通りです。
【原因1】センサーの故障
室内機の温度センサーが故障すると、室温を正しく感知できず、冷房運転が不安定になることがあります。
【原因2】制御基板の故障
エアコンの制御を司る電子基板(室内機、または室外機)が故障すると、問合せいただいた内容のような不具合が生じる可能性があります。
設定温度を16度、28度にしても冷たさが変わらないという点や、夜中に気づいたらいつも通りになっているという内容から、下記のガス漏れでなければ、温度センサーや制御基板の故障の可能性が高いと考えられます。
【原因3】冷媒ガスの減少(可能性は少ない)
エアコン内部の冷媒ガスが減少すると、冷房能力が低下します。ガス漏れや経年劣化による自然減少が考えられます。
エアコンから冷たい風が出ていて、室外機が動作しているタイミングで室外機の冷媒配管に霜がついていないかご確認ください。霜がついている場合は冷媒ガス漏れの可能性があります。
自分でできる対処法
エアコンの電源プラグをコンセントから抜き、5分ほど放置してから再度プラグを差し込みます。これにより、エアコン内部のマイコンがリセットされ、一時的な不具合が解消されることがあります。
上記の方法を試しても改善しない場合は、残念ながら専門業者による点検・修理が必要となります。
プロによる点検が必要な場合は・・・
プロの点検が必要な場合は、以下のいずれかの方法で相談しましょう。
- ご購入店:
エアコンを購入したお店に修理を依頼するのが一番手軽です。 - 日立家電エコーセンター(お客様サポート):
メーカーに直接相談したい場合は、電話、FAX、またはWEBから問い合わせましょう。
- 電話:0120-3121-68 / 0570-0031-68
- FAX:0570-2006-57
- 受付時間:
9:00~18:00(月~土)
9:00~17:00(日・祝日、年末年始) - 取扱説明書:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/raj/item/index.html
- WEB修理受付:https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/ra/toiawase.html
- エアコン修理業者:
専門業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取って比較検討すると良いでしょう。
修理依頼の際には、以下の情報があるとスムーズです。
- エアコンの型番
- 故障状況の詳細
- 保証の有無
- ご連絡先
注意点
- エアコンの修理は感電や怪我の恐れがあるので、必ず専門業者に依頼しましょう。
- エアコンによっては、メーカー保証やリコールの対象となる場合があります。修理依頼前に確認しておきましょう。
>>製品の安全とサービスに関する重要なお知らせ:日立グローバルライフソリューションズ株式会社
何かご不明な点があれば、お気軽に再度お問い合わせください。
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エアコンのトラブル、もう悩まない!解決への5ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか?
慌てずに、これからご説明する5つのステップに従って、一つずつ問題を解決していきましょう。
ステップ1:状況確認
エアコンの型番や購入時期、保証期間などを確認します。 具体的な症状(例:冷えない、異音がする、水漏れするなど)を把握しましょう。
ステップ2:原因の特定
エアコンの不調の原因を探ります。 リモコンの電池切れやフィルターの目詰まりなど、自分で解決できることもあります。 取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみましょう。
ステップ3:修理 or 買い替え
エアコンの寿命や修理費用を考慮し、修理と買い替えのどちらが適切か判断します。 一般的に、製造から10年以上経過しているエアコンは、買い替えを検討する方が良いでしょう。
ステップ4:業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
ステップ5:予防対策
エアコンを長く快適に使うためには、定期的な清掃やメンテナンスが重要です。 フィルターの掃除や室外機周りの掃除などをこまめに行いましょう。
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- エアコンの不具合の原因を特定し、最適な解決策を提案します。
- 修理が必要な場合でも、ご自身にぴったりの修理業者を見つけることができます。
- さらに、エアコンの寿命を診断し、買い替え時期の目安を知ることができます。
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