エアコンクリーニング後、暖房をつけても冷たい風しか出ない…そんな経験はありませんか？ 実は、よくあるトラブルなんです。
先日、当サイトの「無料相談窓口」にも、同じようなお悩みが寄せられました。
- 件名;
日立ノーマルエアコン - 内容;
エアコンクリーニング後冷房は効くのですが暖房で30℃にしても冷たい風しか出ません。基盤も濡れた形跡無く念のためブロアーで飛ばしてます。
室外機は一切さわってません。
原因として何が考えられるでしょうか？
今回は、このご相談内容を元に、エアコンクリーニング後に暖房が効かなくなる原因と対処法について、エアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者
「taichan（たいちゃん）」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A（空調テック）で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
taichanからの回答
エアコンクリーニングをした後、暖房をつけても冷たい風しか出ない…なんてことになったら困りますよね。
「冷房は効くのに、暖房だけ効かない」という場合、いくつかの原因が考えられます。
まずは自分で確認できることをチェック！
- リモコンの設定:
暖房マークになっているか、温度は30℃くらいに設定されているか、風量もちゃんと出ているかをもう一度確認しましょう。 - 外気温:
暖房は冬の寒い時期に、外の空気から熱を奪って温風を作ります。外があまりにも暑すぎるとエアコンがエラーを起こし、暖房がうまく働かないことがあります。
例えば、RAS-X40M2という機種の場合、暖房の外気温の動作条件は
＞使用外気温範囲：外気温-20℃～21℃
となります。一度、取扱説明書をご確認ください。
- 四方弁の故障:
冷暖房を切り替えるための弁が正常に動作していない可能性があります。
四方弁とは、エアコンの室外機に内蔵されている部品で、冷房と暖房の切り替えを行うための重要な役割を担っています。
簡単に言うと、冷媒（エアコンを冷やす/暖めるためのガス）の流れを切り替えるためのバルブです。
四方弁の働き
- 冷房時: 冷たい冷媒を室内機に流し、室内機から冷たい風を吹き出します。
- 暖房時: 温かい冷媒を室外機に流し、室内機から温かい風を吹き出します。
四方弁はこのように冷媒の流れを逆転させることで、エアコンが冷房と暖房の両方を行うことができるようにしています。
四方弁の故障
四方弁が故障すると、冷房と暖房の切り替えができなくなり、冷房しか効かなくなったり、暖房しか効かなくなったりするといった症状が現れます。 また、冷媒の流れが不安定になることで、エアコンの効きが悪くなったり、異音が発生したりすることもあります。
四方弁故障の場合は、冷房と暖房の切り替えができなくなります。
もしかしたら、こんなことが原因かも？
- エアコンのセンサー:
エアコンの室内機の中に、お部屋の温度を測るセンサーがあります。このセンサーが汚れていたり、壊れていたりすると、お部屋が寒いと分からず、暖房がうまく動かないことがあります。 - 電気系統の故障:
エアコンの部品が水に濡れて、壊れてしまったのかもしれません。
自分で解決できないときは…
上記の方法を試しても解決しない場合は、無理に自分で直そうとせず、エアコンのメーカーや修理業者に相談しましょう。専門家に点検してもらうのが一番安心です。
- 電話：0120-3121-68 / 0570-0031-68
- FAX：0570-2006-57
- 受付時間：
9:00～18:00（月～土）
9:00～17:00（日・祝日、年末年始） - 取扱説明書：https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/raj/item/index.html
- WEB修理受付：https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/ra/toiawase.html
何かご不明な点がございましたら、またお気軽にご質問ください。
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エアコンのトラブル、もう悩まない！解決への3ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか？
慌てずに、これからご説明する3つのステップに従って、ひとつずつ問題を解決していきましょう。
ステップ１：状況確認と原因特定
不具合の具体的な症状（例：冷えない、異音がする、水漏れするなど）を把握しましょう。そして、エアコンの不調の原因を探ります。取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみることで、自分で解決できることもあります。
エアコンの調子が悪いときは、まずこちらで不具合内容をチェック！
＞＞ エアコンの不具合診断（スマート診断ナビ）はこちら
ステップ２：修理の可否
エアコンの使用年数から、エアコンの修理が可能かどうかを判断します。保証や修理費用確認費用などを調べましょう。
修理を依頼する前に、まずは修理が可能かどうかを確認することができます。
＞＞修理はできる？診断したい方はこちら
ステップ３：業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
信頼できる業者を見つけるためのヒントはこちら
＞＞業者の違いが知りたい方はこちら
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- エアコンの不具合の原因を特定し、最適な解決策を提案します。
- 修理が必要な場合でも、ご自身にぴったりの修理業者を見つけることができます。
- さらに、エアコンの寿命を診断し、買い替え時期の目安を知ることができます。
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