エアコンは直ったけど、リモコンの診断ボタンを押すとエラコードが表示されたままになっている…そんな経験はありませんか? 実は、よくあるトラブルなんです。
先日、当サイトの「無料相談窓口」にも、同じようなお悩みが寄せられました。
- 件名;
ルームエアコンの「診断」ボタンについて - 内容;
先日 パナソニックのルームエアコンでエラーが発生しました。機種はCS-EX285C。貴殿が発表していた情報で問題解決を試みたところ、無事に成功しました。しかし、その際に使った「診断」ボタンについて一つ疑問があります。通常、このボタンは 長押しで使うものだと思いますが、このボタンを長押しではなく普通に押したところ、操作音とともに問題が発生した時と同じエラーコードが表示されました。しかし問題が起きた時とは異なり、エラーコードが表示されている間もエアコンは通常運転を続けています。このボタンの通常押しは修理業者が使うものなのでしょうか?「診断」ボタンについて詳しく教えていただければ幸いです。よろしくお願いします。
今回は、このご相談内容を元に、リモコンにエラーコードの表示が残ってしまう原因と対処法について、エアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
taichanからの回答
エアコンは復旧したけれど、診断ボタンを押すとリモコンにエラーコードが表示されると不安になりますよね。ルームエアコンの診断ボタンの使い方について解説いたします。
診断ボタンの使い方について
パナソニックのエアコンの場合、エラーコードは主にエアコン前面パネルを開いたところにある液晶表示で確認できます。しかし、一部の機種では診断ボタンを使ってリモコンにエラーコードを表示させることもできます。
メーカーや機種によって読み取り方に多少の違いはありますが、基本的には診断ボタン(お知らせボタンなど)は、エアコン本体が検知したエラーコードをリモコンに表示させる機能です。
具体的には、リモコンの診断ボタンを押すと、リモコンが「エアコンにあるエラーコード情報をリモコンに送って」というイメージでデータを参照し、その結果をリモコンに表示したり、該当するエラーコードで「ピピピ・・・」と音を鳴らしたりします。
お問い合わせいただいたCS-EX285Cの場合、エラーが解消した後でも、前回表示されたエラーコードがエアコン、またはリモコンに記憶されている場合があります。そのため、エアコンが正常に動作していても、過去のエラーコードが表示されることもあります。ただし、エアコンの効きが悪かったり、動作が不安定であったりする場合は、不具合が解消できていない可能性もありますので、プロにエアコン点検を依頼することをおすすめします。
診断ボタンを押してもエアコンに影響はない
なお、診断ボタンは基本的には業者が使うものになりますが、ネジなどを外して分解せずに操作、確認できる場合はユーザー側で操作する場合もあります。この場合、基本的にはデータの読み取りしかできない構造になっていますので、診断ボタンを押すことがエアコンの状態に影響を及ぼすことはありません。
詳細については、取扱説明書やパナソニックのサポートページをご覧ください。
何かご不明な点があれば、お気軽に再度お問い合わせください。
後日談
- 件名: 診断ボタンの件につきまして
- 内容:
ご回答いただきありがとうございます。診断ボタンを押した時、エラーコードはリモコン 表示部ではなく、パネルを開いたところにある液晶部分に表示されていました。また、1回目を押した後 2回目を押すと、操作音が2回再生されました。3回目を押すと、操作音が3回再生されました。しかし 4回目を押した時には 1回再生されただけでした。
お問い合わせありがとうございます。パナソニックエアコンの診断ボタンの動作についてのご質問ですね。
まず、エラーコードの表示場所についてですが、メーカーや機種によってリモコンに表示される場合と、エアコン本体のパネル内に表示される場合の2種類があります。対象のエアコンは後者のタイプということですね。
次に、診断ボタンを押した際の操作音についてですが、通常は1回押すと「ピッ」と1回音が鳴り、エラーコードが表示されます。2回以上押した場合の操作音の回数については、取扱説明書にもメーカーのWEBサイトにも記載がないようです。
これは、エアコンの不具合発生時にユーザー側で操作するエラーコード表示の方法とは異なるためです。診断ボタンを複数回押した時の操作音の意味については、メーカーに直接確認することをお勧めいたします。
なお、メーカーのお客様相談窓口とは別にサービスマン向けの問い合わせ窓口もありますが、直接の取引がない場合はメーカーが回答を控える場合もありますので、ご了承ください。
- 電話:0120-878-554 / 03-6633-6700
- 受付時間:
月~土 9:00~19:00
日・祝日および当社指定の休業日 9:00~17:30 - 取扱説明書:https://panasonic.jp/support/manual.html
- 修理のご相談・お申し込み:https://panasonic.jp/support/repair.html
何かご不明な点がございましたら、またお気軽にご質問ください。
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エアコンのトラブル、もう悩まない!解決への3ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか?
慌てずに、これからご説明する3つのステップに従って、ひとつずつ問題を解決していきましょう。
ステップ1:状況確認と原因特定
不具合の具体的な症状(例:冷えない、異音がする、水漏れするなど)を把握しましょう。そして、エアコンの不調の原因を探ります。取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみることで、自分で解決できることもあります。
エアコンの調子が悪いときは、まずこちらで不具合内容をチェック!
>> エアコンの不具合診断(スマート診断ナビ)はこちら
ステップ2:修理の可否
エアコンの使用年数から、エアコンの修理が可能かどうかを判断します。保証や修理費用確認費用などを調べましょう。
修理を依頼する前に、まずは修理が可能かどうかを確認することができます。
>>修理はできる?診断したい方はこちら
ステップ3:業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
信頼できる業者を見つけるためのヒントはこちら
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