「エアコンの室外機の音がうるさい…」 そんな経験はありませんか? 実は、よくあるトラブルなんです。
先日、当サイトの「無料相談窓口」にも、同じようなお悩みが寄せられました。
- 件名; エアコンの音
- 内容;
室外機の音がうるさい、自動の時は平気ですが暖房になると、ブーンと鳴る。近所迷惑なんだが?
今回は、このご相談内容を元に、エアコンの室外機がうるさい原因と、その対処法について、エアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
taichanからの回答
エアコンの室外機からブーンという音がするとのことですね。暖房時に「ブーン」という音が大きくなるのは、いくつか考えられる原因があります。
考えられる原因
- 暖房運転の負荷: 暖房運転は冷房運転に比べて、室外機に大きな負荷がかかります。そのため、コンプレッサーやファンの回転数が上がり、騒音が大きくなる傾向があります。
- 霜取り運転: 暖房運転時に室外機に霜が付着すると、エアコンは自動的に霜取り運転を行います。この際、熱交換器の温度を上げるためにコンプレッサーがフル稼働し、大きな音が出る場合があります。
- コンプレッサーの劣化: エアコンの心臓部であるコンプレッサーは、長年の使用で劣化し、運転音が大きくなることがあります。特に暖房時は、コンプレッサーに大きな負荷がかかるため、音が大きくなりやすいです。
- ファンの劣化や汚れ: 室外機のファンにゴミや埃が付着したり、ファンモーターが劣化すると、回転時に異音が発生することがあります。
- 設置不良: 室外機の設置場所が不安定だったり、壁や近くの物に近すぎると、振動が増幅されて音が大きくなることがあります。
異音が近所迷惑になる可能性は?
音がどの程度なのか、周囲の環境にもよりますが、一般的に「ブーン」という低い音は、遠くまで響きやすく、夜間などは特に気になる場合があります。
最近は1日中エアコンをつけっぱなしにする使い方をすることも多くなり、室外機の騒音によるご近所トラブルも増えてきている印象です。
対処法
ご自身でできることとしては、以下のものがあります。
- 室外機の周辺を確認: 室外機に明らかな異常がないか確認しましょう。
- 室外機を掃除する: ファンの汚れやゴミを取り除くことで、音が軽減される場合があります。
ただし、コンプレッサーの劣化や設置不良など、専門的な知識や技術が必要な場合もあります。ご自身で判断できない場合は、無理せず専門業者に点検を依頼することをお勧めします。
保証期間内の修理
エアコンの保証期間内であれば、異音の原因が製造上の不具合や初期不良である場合、無償で修理を受けられる可能性があります。保証書の内容を確認し、メーカーや販売店に問い合わせてみましょう。
エアコン選びのポイント
住宅が密集する住宅街にお住まいの場合は、エアコンを選ぶ際に室外機の騒音値も確認することをお勧めします。
室外機の騒音値は、カタログの最後の方にある仕様という欄に記載があり、dB(デシベル)という単位で表示されています。感覚的には3dB以上の違いがあると音の大きさに違いを感じられるでしょう。メーカーや機種によって騒音値は大きく異なりますので、エアコン選びの際に一度チェックしておきましょう。
補足
今回の回答は、一般的な情報に基づいており、実際の状況によっては異なる場合があります。 専門業者に相談する際は、エアコンの機種名や製造年、設置状況などを伝えると、よりスムーズな対応が期待できます。
エアコンの異音は、故障の前兆である可能性もあります。放置すると、故障がさらに悪化することも考えられます。少しでも気になることがあれば、早めに専門業者にエアコン点検を依頼することをお勧めします。
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エアコンのトラブル、もう悩まない!解決への3ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか?
慌てずに、これからご説明する3つのステップに従って、ひとつずつ問題を解決していきましょう。
ステップ1:状況確認と原因特定
不具合の具体的な症状(例:冷えない、異音がする、水漏れするなど)を把握しましょう。そして、エアコンの不調の原因を探ります。取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみることで、自分で解決できることもあります。
エアコンの調子が悪いときは、まずこちらで不具合内容をチェック!
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ステップ2:修理の可否
エアコンの使用年数から、エアコンの修理が可能かどうかを判断します。保証や修理費用確認費用などを調べましょう。
修理を依頼する前に、まずは修理が可能かどうかを確認することができます。
>>修理はできる?診断したい方はこちら
ステップ3:業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
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