「ダイキンエアコンのガス漏れって、どんな症状が出るんだろう?」
「修理費用はどれくらいかかるの?」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。この記事では、ダイキンエアコンのガス漏れについて、原因から修理、予防策まで徹底的に解説していきます。
ガス漏れに適切に対処し、快適なエアコンライフを送るために、ぜひ参考にしてください。
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▶ステップ1:状況確認
ダイキン製エアコンが効かない場合の故障診断を行います。
ダイキンのエアコンが効かないのですね。まずは今の状態の確認を行いますので、以下の中から症状を選んでください。
この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
冷媒ガスの役割とは?
冷媒ガスは、エアコンの室内機と室外機の間を循環しながら、熱を運ぶ役割を果たします。
- 室内で熱を吸収した冷媒ガスは、圧縮機で圧縮され、高温・高圧になります。
- 高温・高圧になった冷媒ガスは、凝縮器で冷却され、液体になります。
- 液体になった冷媒ガスは、膨張弁を通過することで、低温・低圧になります。
- 低温・低圧になった冷媒ガスは、蒸発器で室内の熱を吸収し、気体になります。
- 気体になった冷媒ガスは、再び圧縮機に戻り、サイクルを繰り返します。
暖房時は、冷房時と逆のサイクルで動作します。
- 室外で熱を吸収した冷媒ガスは、圧縮機で圧縮され、高温・高圧になります。
- 高温・高圧になった冷媒ガスは、蒸発器で室内の空気を暖め、自身は冷却され液体になります。
- 液体になった冷媒ガスは、膨張弁を通過することで、低温・低圧になります。
- 低温・低圧になった冷媒ガスは、凝縮器で室外の熱を吸収し、気体になります。
- 気体になった冷媒ガスは、再び圧縮機に戻り、サイクルを繰り返します。
このように、冷媒ガスはエアコンの動作において非常に重要な役割を担っています。冷媒ガスが漏れて不足したりすると、エアコンは正常に動作しなくなるため、注意が必要です。
ガス漏れを見つけるには?こんな症状に注意!
エアコンのガス漏れは、以下のような症状で気づくことができます。
- エアコンの効きが悪い:
冷房にしてもなかなか涼しくならない、暖房にしてもなかなか暖かくならない。 - 運転ランプが点滅する:
ダイキンエアコンの場合、ガス漏れが起きると「U0」というエラーコードが表示されます。 - 室内機から水が漏れている:
冷媒ガスが不足すると、冷房運転時に室内機から水が漏れることがあります。 - 異音がする:
ガスが漏れる際に「シュー」という音がする場合があります。 - 室外機の配管の付け根に霜がついている:
冷媒ガスが不足すると、冷房運転中に室外機の配管の付け根部分に白く霜がつくことがあります。
これらの症状に一つでも当てはまる場合は、ガス漏れを疑いましょう。
ガス漏れの主な5つの原因
ガス漏れは、様々な原因で発生します。主な原因は以下の通りです。
- 経年劣化:
エアコンを長年使用していると、部品が劣化し、そこからガスが漏れることがあります。 - 設置時のミス:
エアコンの設置工事が適切に行われなかった場合、配管の接続部分などからガス漏れが起こることがあります。 - 配管の破損:
配管が何かにぶつかったり、劣化したりして破損すると、ガス漏れが起こることがあります。 - 室外機の移動:
室外機を移動させる際に、配管の接続部分がずれてガス漏れが発生することがあります。 - 熱交換器や配管の腐食:
熱交換器が腐食して穴(ピンホール)が開くと、ガス漏れが発生することがあります。
稀なケースですが、エアコン内部の部品である「ストレーナ」や「膨張弁」、「キャピラリ」が詰まってしまうことでも、ガス漏れと似たような症状が現れることがあります。
エアコンが効かない時は…エアコン本体のリセットを試そう
エアコンは強いノイズを受けたりするだけで誤作動を起こして動かなくなってしまうことがあります。
上記の内容を確認しても室外機が動かない場合、一度下記の手順でエアコン本体をリセットしてみて下さい。
1. エアコンをOFFにする
エアコンが動いている場合はリモコンでエアコンの電源をOFFします。
運転ランプやタイマーランプが点滅して既にエアコンの動作が停止してしまっているような場合は、そのまま次のステップに進んでください。
2. 室内機の電源コードを抜く
次に、エアコンの電源コードを抜きます。
電源プラグが高いところで抜き差ししにくい場合などは、分電盤の中にあるエアコン回路のブレーカーを落としてもOKです。
ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに流れる電気は遮断できたことになります。
ブレーカーのマークの意味は「ー」で通電、「◯」で開放(電気を遮断)となっています。
3. 5分後に電源を入れ直す
エアコンの電源を落としてから5分後にコンセント(ブレーカー)を差し込んでください。 5分待つことで、エアコン内部の電子部品が完全に放電され、リセットが確実に行われます。
ルームエアコンの場合、電源コンセントは室内機のところに一箇所しかないため、この操作を行うことで、室内機だけではなく室外機の方も同時にリセットすることができま
リモコンに付いているリセットボタンは、リモコンの電池交換後にリモコン本体をリセットするためのものです。このリセットボタンを押してもエアコン本体はリセットされないので注意してください。
まだエアコンが効かない!応急運転も試してみよう
色々試してもエアコンが効かない時は、応急運転を試してみましょう。
応急運転は、エアコンのちょっとした不具合を一時的に復旧できる可能性のある機能です。 リモコンが故障した場合や、電源が入らない場合などに役立ちます。
ダイキンエアコンの応急運転方法
ダイキンのエアコンには、前面パネルを開いたところや本体の右下あたりに応急運転ボタンがあります。
- 応急運転ボタンを押す
室内機の右下の方や、カバーを開いたところにある応急運転ボタンを押します。 - 応急運転の開始
応急運転が開始されます。 - 再度、応急運転ボタンを押す
エアコンを停止するには、もう一度応急運転ボタンを押します。
ダイキンエアコンの応急運転の特徴
- 設定温度は25℃で動作します。(快適エコ自動モード、快適おまかせ自動モードなど)
- 夏場の場合は冷房運転に、冬場の場合は暖房運転で起動します。
- この応急運転でエアコンが正常に動いた場合でも、故障の可能性は残ります。
- 機種によっては、15分で応急運転が自動終了するものもあります。自動終了した場合は、運転ランプが消灯します。(点滅はしません)
途中でエアコンが停止し、運転ランプが点滅し始めた場合は、エアコンが故障してしまっている可能性が高いといえます。以下の記事を参考にエラーコードを読み取ることで、不具合の原因を調べることも可能です。
それでもエアコンの効きが悪いままの場合は・・・
ここまでいろいろ試してもエアコンの効きが悪い場合は、本当に困ってしまいますよね。とても残念ではございますが、エアコンが冷媒漏れなどの影響で故障している可能性があります。
そのような場合は、ダイキンエアコンのメーカーサポートに連絡してみましょう。 専門のスタッフが、あなたのエアコンの状況を丁寧にヒアリングし、適切なアドバイスや修理の手配をしてくれます。
補足
- メーカーサポートに連絡する際は、エアコンの型番、購入時期、保証期間などを事前に確認しておきましょう。
- 修理費用が高額になる場合や、エアコンが古い場合は、買い替えを検討することもおすすめです。
- エアコンの保証期間は、一般的に1年ですが、冷却回路の故障の場合は5年、メーカーや購入販売店によっては延長保証が付いている場合もあります。
修理を依頼する場合は、出張費や部品代などが別途かかることがあります。エアコン点検のみの場合も料金がかかることが多いですので、事前に確認しておきましょう。
冷媒漏れの場合の修理費用目安
修理費用の目安は、1万5000円~5万円程度です。ただし、修理箇所や内容によって費用は大きく変わります。
修理費用の目安は、1万5000円~5万円程度です。ただし、修理箇所や内容によって費用は大きく変わります。まずはエアコン点検で正確な見積もりを作ってもらいましょう。
ガス漏れ修理にかかる期間は?
ガス漏れ修理にかかる期間は、原因や修理内容によって異なります。
- 軽微な漏れ:
数時間~半日程度で修理が完了する場合もあります。 - 部品交換が必要な場合:
部品を取り寄せる必要があるため、数日~1週間程度かかる場合があります。 - 大規模な修理が必要な場合:
1週間以上かかる場合もあります。
修理期間中はエアコンが使えなくなるため、夏場や冬場は特に注意が必要です。
修理が混み合う夏の時期に急いで修理したい場合などは、複数の業者に問い合わせを行う必要があるでしょう。
ガス漏れを未然に防ぐ3つのポイント!
ガス漏れを完全に防ぐことはできませんが、以下の対策を行うことで、ガス漏れの可能性を低減することができます。
- エアコンの設置場所:
振動や衝撃を受けにくい場所に設置しましょう。 - 配管の継ぎ手部分に漏れ止め剤を塗布:
配管の継手部分に漏れ止め剤を塗布することで、継ぎ手からのガス漏れを予防することができます。 - 長時間の連続運転は行わない:
ルームエアコンは24時間つけっぱなしなどの長時間運転に対応していない機種がほとんどです。エアコンを長時間運転すると、結露による熱交換器からのガス漏れなどが発生しやすくなります。
エアコンの設置環境や使用状況により、ガス漏れの発生頻度が変わります。漏れ止め剤はエアコン交換時に業者の人に塗布してもらうことをおすすめします。
ダイキンエアコンのガス漏れに関するQ&A
- Qエアコンのガス漏れって自分で修理できますか?
- A
いいえ、エアコンのガス漏れは冷媒ガスという特殊なガスが関係しており、専門の知識や技術、道具が必要です。無理に自分で修理しようとすると、状況を悪化させたり、怪我をしたりする可能性があるので、必ず専門業者に依頼しましょう。
taichan冷媒ガスは種類によって適切な取り扱いが異なります。専門業者なら安全かつ確実に修理できます。
- Qガス漏れ修理ってどんな修理をするんですか?
- A
ガス漏れ修理では、まず漏れている箇所を特定します。そして、その箇所を修理し、不足している冷媒ガスを補充します。修理箇所によっては部品交換が必要になることもあります。
taichanガス漏れ修理後には、真空引きという作業を行い、配管内の空気(水分)を抜いてからガスを規定量充填します。
まとめ|ガス漏れに気づいたら、早めの対処を!
ダイキンエアコンのガス漏れは、エアコンの効きが悪くなったり、水漏れしたり、異音がしたりするなどの症状で気づくことができます。ガス漏れは放置するとエアコンの故障につながってしまいます。
ガス漏れが疑われる場合は、自分で修理しようとせず、必ず専門業者に連絡しましょう。専門業者なら、原因を特定し、適切な修理を行うことができます。
ガス漏れを予防するためには、エアコンの設置方法、室外機の周辺環境、使用方法に注意することが大切です。
この記事で紹介した情報をもとに、ガス漏れに適切に対処し、快適なエアコンライフを送りましょう。
ダイキンコンタクトセンターへの連絡方法
- 電話:0120-88-1081
- FAX:0120-07-0881
- 受付時間:24時間(年中無休)
- 取扱説明書:https://www.free.dtnet.daikin.co.jp/DT-NET/torisetu/search
- AIチャット:https://www.daikincc.com/AI_chatsupport/ra.html
- WEB修理受付:https://www.daikincc.com/acceptnew/ippantop.php
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エアコン、もしかして故障…? そんな時は焦らずこの【5ステップ】!
~故障原因・修理可否を解説~
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか? 慌てずに、これからご説明する5つのステップに従って、一つずつ問題を解決していきましょう。
大手電機メーカーで培った知識と15年以上の経験を持つ、エアコンの故障診断のエキスパート、taichanが、あなたのエアコンのトラブル解決をサポートします。
ステップ1:状況確認 - どんな症状が出ているか把握しよう!
まずは、エアコンが完全に故障しているのか、それとも一時的な不具合なのかを確認しましょう。
具体的な症状を把握することが重要です。「冷えない」「異音がする」「水漏れする」「ランプが点滅している」など、どのような症状が出ているかを具体的に確認しましょう。
エアコンの型番や購入時期、保証期間なども確認しておくと、後のステップで役立ちます。 修理費用の概算額を把握するために、メーカーのお客様サポートに問い合わせてみましょう。
【メーカー別】お客様サポートの連絡先一覧
(↑クリックすると、主要メーカーのサポート窓口連絡先と修理費用相場、故障時の対処法などをまとめたページが開きます)
メーカーのサポート窓口に連絡し、症状を伝えてみましょう。
電話口でおおよその修理費用を教えてもらうことができる場合があります。
なお、ご自身のエアコンの不具合状況を詳しく知りたい方は、こちらの診断ツールを使ってみましょう。
>>エアコンの不具合状況を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの不具合状況を診断できるページが開きます)
ステップ2:修理できる?できない?
エアコンの症状を把握したら、次は修理が可能かどうかを判断しましょう。
- 自分で判断できない場合は、専門家に相談!
エアコンの内部構造は複雑で、素人判断は危険です。メーカーのサポート窓口や信頼できる修理業者に相談し、正確な診断を仰ぎましょう。 - 修理不可の場合も…
エアコン本体の劣化や部品の供給終了など、修理ができないこともあります。また、修理費用が高額となる故障(コンプレッサーの故障など)の場合も、買い替えを検討する必要があります。
スマート診断ナビを使えば、使用年数や設置状況などから修理の可否を診断することができます。
エアコンが修理できるかどうか診断できるツールはこちら
>>エアコンの修理可否を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの修理可否を診断できるページが開きます)
ステップ3:業者選びのポイント! 優良業者を見つけるコツ
修理または買い替えと決めたら、次はどの業者に依頼するか?が重要になります。
修理または買い替えを依頼する業者を選びましょう。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。それぞれの業者の特徴を理解した上で、実際に見積もりを取り、費用やサービス内容を比較しながら検討していきましょう。
修理業者を比較する
>>修理業者を比較する
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エアコン修理の流れはこちら
>>エアコン修理の流れを確認する
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最適なエアコン選びのポイントをチェック!
>>最適なエアコン選びのポイントをチェック!
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ステップ4:アフターサービス - 保証とメンテナンス
業者を決めたら、アフターサービスについても確認しておきましょう。
修理や買い替え後の保証期間やメンテナンスサービスの内容などを事前に確認しておくことで、安心してエアコンを使用することができます。
延長保証サービスの内容はこちら
>>延長保証サービスの内容を見る
(↑クリックすると、延長保証サービスの内容を確認できるページが開きます)
ステップ5:予防対策 - エアコンを長持ちさせるコツ
最後に、エアコンを長く快適に使うための予防対策について解説します。
エアコンの故障を予防するためには、定期的な清掃やメンテナンスが重要です。 フィルターの掃除や室外機周りの掃除などをこまめに行いましょう。清潔な状態に保ち、エアコンにかかる負担を軽減することで、エアコンの寿命を伸ばすことができます。
自分でできるエアコンメンテナンス方法はこちら
>>自分でできるエアコンメンテナンス方法
(↑クリックすると、自分でできるエアコンメンテナンス方法を確認できるページが開きます)
最後に、エアコンのプロとして、一つだけアドバイスさせてください。
エアコンの調子が悪い時は、誰でも不安になるものです。 この記事で紹介した5つのステップを参考に、落ち着いて行動すれば、きっと快適な生活を取り戻せます。
約10年に一度訪れるエアコンの買い替えは、住環境を改善するチャンスでもあります。 日頃からどのような空気環境を作りたいかを考えておくことも大切です。
いざという時は、信頼できる業者に相談しましょう。 そして、困ったことがあれば、いつでもtaichanにご相談ください。
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