「東芝のハウジングマルチエアコンの修理ができない…」そんな経験はありませんか? 実は、よくあるトラブルなんです。
先日、当サイトの「無料相談窓口」にも、同じようなお悩みが寄せられました。
- 件名; エアコンが不調です。助けてください。
- 内容;
大阪府在住の〇〇といいます。
メーカーのサービス窓口では一般人には教えられないと断られましたのでこちらに来ました。
東芝HAS-TC322F1はすでにすでに部品がほとんど無い状態で修理出ない可能性が高いとのことで、その場合でも一万円近い費用がかかるそうです。
エラーコードが分かれば故障部品が推測出来ると思われるので、リモコンを点検モードに切り替える方法を教えてほしいと伝えましたが業者にしか教えられないと断られました。
部品があるか、なくても対処方法があれば修理を依頼したいと考えてます。
点検モードに切り替える方法を教えて頂けませんでしょうか。
今回は、このご相談内容を元に、東芝のエアコンの修理を断られてしまう理由と、その対処法について、エアコンのプロ「taichan」が詳しく解説していきます。
同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
taichanからの回答
お気持ち、とてもよく分かります。長年使い慣れたエアコンが故障し、修理したくてもできないと言われるのは、本当に辛いことですよね。セカンドオピニオンとしてお問合せの内容について、お話します。
点検モードへの切り替えについて
メーカーが点検モードへの切り替え方法を公開していないのは、誤った操作によるさらなる故障や感電などの事故を防ぐためです。エアコンの内部には高電圧部品があり、専門知識なしに触れることは大変危険です。
東芝のハウジングマルチエアコンは、ユーザーがエラーコードを読み取ることを前提としていない製品となります。
修理の可能性について
HAS-TC322F1(ハウジングマルチエアコン)は20年近く前の機種とのこと、残念ながら修理の可能性は低いと言わざるを得ません。
- 部品の入手:
20年も前の古い機種のため、必要な部品の在庫がない可能性が高く、入手は非常に困難です。修理業者でも部品の在庫がない場合は、修理ができません。 - 故障状況:
長年の使用により、複数の部品が劣化している可能性があります。修理できたとしても、すぐに別の箇所が故障する可能性も考えられます。
修理依頼時の注意点
それでも修理を試みたい場合は、以下の点に注意しましょう。
- ハウジングマルチエアコンを取り扱っている業者に問い合わせる:
今お使いのハウジングマルチエアコンは、一般的なルームエアコンと少し異なるカテゴリとなり、どちらかというと業務用エアコンに近い機種となります。一般的な家電量販店や街の電気屋さんなどでは取り扱いもありませんので、ハウジングマルチエアコンを取り扱っている業者さんを探して問合せしてみましょう。 - 修理費用と買い替え費用の比較:
修理費用が高額になる場合は、買い替えも検討しましょう。新しいエアコンは省エネ性能が高く、電気代の節約にもつながります。
東芝は2012年頃にハウジングマルチエアコンから撤退しておりますので、対応できる業者も少ないのが現状です。
専門家としてのアドバイス
20年近く前の機種の場合、修理よりも買い替えを検討することをおすすめします。修理費用が高額になる可能性があり、修理できたとしても、またすぐに別の箇所が故障する可能性も考えられます。新しいエアコンは省エネ性能が高く、快適な環境を提供してくれるだけでなく、電気代の節約にもつながります。
最近はルームエアコンでも広いお部屋の冷暖房ができる機種も増えてきています。エアコンは10~15年で買い替えを検討する住宅設備となりますので、メンテナンスコストや故障時の対応のしやすさなども考えると、ルームエアコンに更新するのも一つの手です。ただし、電気工事なども必要になりますので、更新費用はそれなりに必要です。一度、エアコンを維持していくためにかかるライフコストの面も含めて検討してみてください。
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エアコンのトラブル、もう悩まない!解決への3ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか?
慌てずに、これからご説明する3つのステップに従って、ひとつずつ問題を解決していきましょう。
ステップ1:状況確認と原因特定
不具合の具体的な症状(例:冷えない、異音がする、水漏れするなど)を把握しましょう。そして、エアコンの不調の原因を探ります。取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみることで、自分で解決できることもあります。
エアコンの調子が悪いときは、まずこちらで不具合内容をチェック!
>> エアコンの不具合診断(スマート診断ナビ)はこちら
ステップ2:修理の可否
エアコンの使用年数から、エアコンの修理が可能かどうかを判断します。保証や修理費用確認費用などを調べましょう。
修理を依頼する前に、まずは修理が可能かどうかを確認することができます。
>>修理はできる?診断したい方はこちら
ステップ3:業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
信頼できる業者を見つけるためのヒントはこちら
>>業者の違いが知りたい方はこちら
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- エアコンの不具合の原因を特定し、最適な解決策を提案します。
- 修理が必要な場合でも、ご自身にぴったりの修理業者を見つけることができます。
- さらに、エアコンの寿命を診断し、買い替え時期の目安を知ることができます。
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