ダイキンエアコンの室外機から、うるさい異音が聞こえてきて困っていませんか?「ブーン」「キュルキュル」「カタカタ」…、その音、もしかしたら故障の前兆かもしれません。
原因を放置すると、エアコンの寿命を縮めるだけでなく、電気代の無駄や、最悪の場合、故障して動かなくなってしまうことも。
この記事では、ダイキンエアコンの室外機から発生する異音の原因別に、具体的な対処法をわかりやすく解説します。
この記事で分かることはこちら!
エアコンのプロが答える!お悩み相談室【異音】- 無料相談事例公開 –
スマート診断ナビ
▶ステップ1:状況確認
ダイキン製エアコンの異音に関する故障診断を行います。
ダイキンのエアコンから異音が聞こえるのですね。まずはどこから異音が聞こえてくるのか教えて下さい。
室外機からの異音の5つの原因と対処法
ダイキンエアコンの室外機からの異音の原因は、音の種類によって異なります。
以下の中から当てはまる内容をクリックして解説をご覧ください。
「ブーン」という低い音(圧縮機の作動音)
エアコンは、圧縮機を使って冷媒ガスを循環させています。
圧縮機は、エアコンの心臓部とも呼ばれる重要な部品で、運転時には「ブーン」という低い音が発生します。 特に、設定温度と外気温の差が大きい場合や、部屋が十分に冷えていない(または暖まっていない)場合は、圧縮機がフルパワーで動作し、音が大きくなることがあります。
対処法
- 設定温度の見直し:
設定温度と外気温の差を小さくすることで、圧縮機の負荷を軽減し、音を静かにすることができます。 - 風量調整:
風量を「自動」にすることで、エアコンが自動的に適切な風量を調整し、圧縮機の負荷を軽減することができます。 - 室外機の周辺環境:
室外機周辺に障害物があると、熱がこもりやすく、圧縮機の負荷が大きくなります。室外機周辺に物を置かないようにし、風通しの良い状態を保ちましょう。 - 騒音値の小さいエアコンへの買い替え:
室外機の動作音はメーカーや機種によって大きく異なります。エアコンのカタログの後ろの方にある仕様のページにある「騒音値」の小さなエアコンを選びましょう。
なお、圧縮機のモーターやファンのモーターが劣化すると、音が大きくなることがあります。設置から10年近く経過したエアコンの室外機の音が大きくなってきた場合、買い替えを検討し始める時期となります。
「キュルキュル」という耳障りな高い音(ファンモーターの異常)
室外機のファンモーターは、長時間使用したり、雨風にさらされたりすることで劣化し、異音が発生することがあります。
「キュルキュル」という高い音は、ファンモーターの軸受け部分の摩耗や、潤滑油の不足によって発生することが考えられます。
対処法
- ファンモーターの交換:
ファンモーターの異常は、ご自身で修理することが難しいですので、販売店やメーカーに修理を依頼し、ファンモーターの交換を検討しましょう。
ご注意
- 異常を感じたら、エアコンの電源を切り、販売店やメーカーに修理を依頼しましょう。
- エアコンから異音がする場合は、故障の前兆である可能性があります。放置すると故障の原因となるばかりか、火災などの危険性もありますので、早めに対応することをおすすめします。
「カタカタ」、「ガタガタ」、「パタパタ」という音(設置状況の異常)
室外機は、地面や壁にしっかりと固定されていないと、振動によって音が発生しやすくなります。また、室外機周辺に物が置かれている場合、それらに接触して音が発生することもあります。
考えられる原因
- 取り付け不良:
室外機を固定しているネジが緩んでいたり、設置台が不安定だったりする場合に、振動が発生しやすくなります。 - 他のものとの接触:
室外機が壁やフェンス、植木などに接触している場合、振動が伝わり音が発生します。 - 異物の巻き込み:
室外機のファンに落ち葉や小枝、ビニール袋などが巻き込まれている場合、「パタパタ」という音が発生することがあります。
対処法
- 室外機の固定状態を確認する:
室外機を固定しているネジが緩んでいないか、設置台が安定しているかを確認し、必要があれば締め直したり、設置場所を調整したりしましょう。 - 周囲のものを確認する:
室外機周辺に物が置かれていないか、壁やフェンスなどに接触していないかを確認し、必要があれば移動させましょう。 - 異物の除去:
室外機のファンに異物が巻き込まれている場合は、エアコンの電源を切り、異物を取り除きましょう。
ご注意
- 室外機は、重量があり、感電の危険性もあるため、ご自身で作業を行う場合は十分に注意してください。
- 自分で対応することが難しいと感じる場合は、決して無理をせず専門業者に点検を依頼しましょう。
- エアコンから異音がする場合は、故障の前兆である可能性があります。放置すると故障の原因となるばかりか、火災などの危険性もありますので、早めに対応することをおすすめします。
「プシュー」、「シュルシュル」という音(冷媒ガスの流れる音)
エアコンは、冷媒ガスを循環させることで冷暖房を行います。
冷媒ガスの流れが切り替わる際に「プシュー」という音、気体から液体に変化する際に「シュルシュル」という音が発生することがあります。
その他
上記以外にも、「プシュー」、「シュルシュル」という音の原因として、以下のようなことが考えられます。
- 冷媒ガスの漏れ:
冷媒ガスが大量に漏れている場合は、「プシュー」という音と共に、冷房効率が低下したり、異臭がしたりすることがあります。
もし、音がした直後にエアコンが全く効かなくなった場合は、冷媒ガスの漏れなどの異常が考えられますので、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
「キーン」、「ミ、ミ、ミ・・・」という虫の鳴き声のような音(インバーターの作動音)
インバーターは、室外機の中にある電子部品です。
電圧や周波数を変化させることで、圧縮機やファンモーターの回転数を細かく制御する部品です。 インバーター制御によって、エアコンは省エネ運転を実現しています。 しかし、インバーターが動作する際に、「キーン」や「ミ、ミ、ミ・・・」といった高い音が発生することがあります。
これは、室外機内部のインバーターと呼ばれる電子部品から発生する音で、特に夜間など静かな環境では聞こえやすくなります。
対処法
- 音が気になる場合:
室外機の動作音はメーカーや機種によって大きく異なります。エアコンのカタログの後ろの方にある仕様のページにある「騒音値」の小さなエアコンを選びましょう。 - 専門業者に点検を依頼する:
音が大きすぎる場合や、他の異常が疑われる場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
エアコンからの異音を未然に防ぐ3つの予防策
エアコンからの異音は機器の劣化や不具合で発生する場合もありますが、メンテナンス不足が原因で発生することもあります。
室外機からの異音を未然に防ぐには、以下の3つの予防策を心がけましょう。
エアコンのフィルターは、2週間~1ヶ月に1回を目安に掃除しましょう。フィルターが目詰まりすると、エアコンの風量が低下し、異音の原因となるだけでなく、冷暖房効率も悪くなります。
掃除方法:
- エアコンの電源を切り、コンセントを抜く。
- フィルターを取り外す。
- 掃除機でホコリを吸い取る。
- 水洗いをする場合は、中性洗剤で優しく洗い、よく乾燥させる。
- フィルターを元に戻す。
ポイント:
- フィルターが破損している場合は、新しいものに交換しましょう。
- フィルター掃除の頻度は、使用環境やエアコンの種類によって異なります。
室外機の周りに物が置かれていると、接触などによる異音の原因となることがあります。また、雑草が伸びて室外機に絡まっていると、ファンの回転を妨げ、異音や故障の原因となることがあります。
ポイント:
- 室外機の周りは、常に30cm以上空間を空けましょう。
- 落ち葉やゴミなどはこまめに取り除きましょう。
- 雑草は定期的に刈り取りましょう。
エアコン内部のカビやホコリは、異音の原因となるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。1~2年に1回を目安に、エアコンクリーニングを行いましょう。
ポイント:
- エアコンクリーニングは、専門業者に依頼することをおすすめします。
これらの予防策をしっかり行うことで、エアコンの異音を防ぎ、快適に使い続けることができます。 また、定期的なメンテナンスは、エアコンの寿命を延ばすことにもつながりますので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
ダイキンエアコンの室外機から異音がする場合は、放置せずに原因を特定し、適切な対処をすることが大切です。
異音の原因は様々です。
ご自身でできる対処法もありますが、難しい場合は無理せず専門業者にエアコンの点検を依頼しましょう。
エアコンの異音について点検や修理を依頼する場合、スマホなどで異音を録音しておき、実際にその音を業者の人に聞いてもらえるようにしておくとと話がスムーズに進みますよ。
ダイキンコンタクトセンターへの連絡方法
- 電話:0120-88-1081
- FAX:0120-07-0881
- 受付時間:24時間(年中無休)
- 取扱説明書:https://www.free.dtnet.daikin.co.jp/DT-NET/torisetu/search
- AIチャット:https://www.daikincc.com/AI_chatsupport/ra.html
- WEB修理受付:https://www.daikincc.com/acceptnew/ippantop.php
エアコンのプロが答える!お悩み相談室【異音】- 無料相談事例公開 –
エアコンのトラブル、もう悩まない!解決への3ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか?
慌てずに、これからご説明する3つのステップに従って、ひとつずつ問題を解決していきましょう。
ステップ1:状況確認と原因特定
不具合の具体的な症状(例:冷えない、異音がする、水漏れするなど)を把握しましょう。そして、エアコンの不調の原因を探ります。取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみることで、自分で解決できることもあります。
エアコンの調子が悪いときは、まずこちらで不具合内容をチェック!
>> エアコンの不具合診断(スマート診断ナビ)はこちら
ステップ2:修理の可否
エアコンの使用年数から、エアコンの修理が可能かどうかを判断します。保証や修理費用確認費用などを調べましょう。
修理を依頼する前に、まずは修理が可能かどうかを確認することができます。
>>修理はできる?診断したい方はこちら
ステップ3:業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
信頼できる業者を見つけるためのヒントはこちら
>>業者の違いが知りたい方はこちら
\もっと詳しく知りたい方は…/
スマート診断ナビ
powered by 空調テック
を活用してみましょう!
- エアコンの不具合の原因を特定し、最適な解決策を提案します。
- 修理が必要な場合でも、ご自身にぴったりの修理業者を見つけることができます。
- さらに、エアコンの寿命を診断し、買い替え時期の目安を知ることができます。
スマート診断ナビはこちら↓
\ それでも解決しない場合は… /
エアコンのプロ「taichan」に直接相談してみましょう!
大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を持つtaichanが、あなたの疑問やお悩みに丁寧にお答えします。
taichanに相談する↓