「東芝エアコンのランプが点滅して、冷房も暖房も効かない…。」
そんな経験はありませんか?
ランプ点滅やリモコンのエラーコード表示は、エアコンが何らかの異常を検知しているサインです。
放置すると故障が悪化し、修理費用が高額になることも…
この記事では、東芝エアコンのランプ点滅の原因となるエラーコードの意味や確認方法、対処法から、専門家による予防対策まで詳しく解説します。
エアコン故障はちょっとしたことが原因になっていることがよくあります。修理を依頼する前にこちらの記事の内容(修理依頼前の6つの点検チェック項目)もご確認ください。
この記事で分かることはこちら!
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▶ステップ1:ランプの点滅状態
東芝製エアコンのランプが点滅している場合の故障診断を行います。
点滅しているランプはどれですか?
この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
東芝エアコンのエラーコード読取方法と一覧表
東芝エアコンの場合、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードをリモコン、または室内機のランプ点滅の状態で読み取ることができます。
お使いのエアコンはどのタイプですか?クリックすると読み取り方と一覧表がご覧いただけます。
リモコンでエラーコードを読み取る方法
エアコンの運転ランプが点滅している場合、リモコンを使ってエラーコードを読み取ることで、エアコンの具体的な問題点を把握し、適切な対処法を見つけることができます。
エラーコードの読み取り方
- エアコンがエラー状態か確認する:
エアコンを起動し、室内機のランプが点滅していることを確認します。 - 故障診断モードを起動する:
リモコンの「点検」ボタンをボールペンなどの先の尖ったもので長押しし、故障診断モードを起動します。 - エラーコードを切り替える:
リモコンを室内機に向けて、上ボタンを押します。「ピッ」と音が鳴り、リモコンに表示されるエラーコードが切り替わります。 - エラーコードを読み取る:
リモコンをエアコンに向けて、「△」や「▽」ボタンを押してエラーコードを切り替えていきます。「ピピピピピピ・・・」という連続した電子音が鳴るエラーコードが表示されたら、停止します。その時に表示されている英数字が、発生しているエラーのコードです。
エラーコード一覧
エラーコード | 故障内容 |
---|---|
00 | 室内側異常 |
01 | 内外渡り線、信号伝送系異常 |
02 | 室外側異常 |
03 | その他異常 |
04 | 室内外シリアル通信異常 |
05 | 室内→室外信号伝送異常 |
07 | ケースサーモ/温度ヒューズ動作 |
08 | 四方弁異常 |
09 | 他のサイクル系異常 |
0B | 室内溢水検出 |
0C | 室内室温センサ(TA)異常 |
0D | 室内熱交センサ(TC)異常 |
0E | 室内ガスセンサ異常 |
0F | 室内熱交センサ(TCJ)異常 |
10 | 室内200V誤印加 |
11 | 室内ファン異常 |
12 | 他の室内基板異常 |
13 | 室外インバータ異常 |
14 | 室外インバータ過電流保護動作 |
16 | 室外圧縮機位置検出回路異常 |
17 | 室外電流検出回路異常 |
18 | 室外熱交センサ(TE)異常 |
19 | 室外吐出温度センサ(TD)異常 |
1A | 室外ファン異常 |
1B | 室外外気温センサ(TO)異常 |
1b | 室外外気温センサ(TO)異常 |
1C | 他の室外機異常 |
1D | 室外圧縮機ロック異常 |
1d | 室外圧縮機ロック異常 |
1E | 室外吐出温度(TD)異常 |
1F | 室外圧縮機ブレークダウン異常 |
20 | 室外除霜異常/低圧異常 |
21 | 室外高圧保護/高圧スイッチ動作 |
24 | MCU間通信異常 |
25 | 換気ファンモータ不具合 |
33 | VAVユニットシリアル受信異常 |
34 | VAVユニットシリアル受信データ異常 |
35 | VAVユニット高速通信受信異常 |
36 | VAVユニット高速通信受信データ異常 |
37 | 端末リモコン機能設定異常 |
39 | 室内 高速通信受信異常 |
3A | 室内 高速通信受信データ異常 |
3B | 室内 シリアル信号受信異常(対リモコン) |
3C | 室内 シリアル信号受信データ異常(対リモコン) |
3D | センターリモコン機能設定異常 |
3E | 室内 空気清浄機異常 |
C0 | 室外サクション温度センサ異常 |
C1 | 室外熱交温度センサ異常 |
C2A | A室飽和温度センサ異常 |
C3A | A室熱交温度センサ異常 |
C4B | B室飽和温度センサ異常 |
C5B | B室熱交温度センサ異常 |
C6 | ヒートシンクセンサ異常 |
CA | 冷暖温度差異常 |
Cb | 冷暖温度差異常 |
CC | 暖房温度差異常 |
Cd | 冷房温度差異常 |
CE | サイクル組合せ異常/基板設定異常 |
CF | MCU間通信異常 |
ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取る
東芝エアコンで、リモコンに点検ボタンがない機種の場合、エアコンのランプの点滅パターンやエアコンの動作からエラーコードを読み取ります。
ランプの点滅やエアコンの動作を見ながら読み取りましょう。
エラーコード一覧
運転ランプ | タイマーランプ | 空清ランプ | 症状 | 内容 | 対処法 |
点滅 | 点滅 | – | 室外機が動かない | エアコンの室内機と室外機の通信ができていない異常 | 【室外機の故障】 ・室外基板の故障:室外基板を交換 【室内機の故障】 ・室内基板の故障:室内基板を交換 【その他の故障】 ・電源電圧の誤り(200V機種に100Vを印加している):電源電圧を200Vに修正 ・室内機温度ヒューズの断線:室内機温度ヒューズを交換 ・渡り配線の誤接続/リーク:渡り配線を修正または交換 ・コンプレッサーサーモスタット(コンプサーモ)中継コネクタの接触不良:コンプサーモ中継コネクタを修正または交換 |
点滅 | 点滅 | – | 室外機が運転しない | エアコンの室内機と室外機の通信ができていない異常 | ・室外基板の故障:室外基板を交換 ・室内基板の故障:室内基板を交換 |
点滅 | 点滅 | 点滅 | 運転途中で室外機が停止 | 運転中に室外機との通信が途絶える異常 | 【リターンシリアル信号回路の故障】 ・渡り線の配線不十分:渡り線の配線を確認し、必要に応じて修正または交換 ・ガス不足によるコンプサーモ動作:ガス漏れ箇所を特定し修理、ガス補充 ・SLコネクタの温度ヒューズ溶断:SLコネクタの温度ヒューズを交換 【その他】 ・室外基板の故障:室外基板を交換 ・ガスリーク:ガス漏れ箇所を特定し修理、ガス補充 ・サイクル詰まり:詰まり箇所を特定し修理 |
– | – | – | – | エアコンの冷房と暖房が逆転してしまう異常 | ・四方弁の不良:四方弁を交換 |
– | – | – | 冷房時に室外機が動かない、室内ファンは回る(天カセタイプのみ) | エアコンのドレン排水に異常があり、水が溢れそうになっている状態 | ・ドレンポンプの故障:ドレンポンプを交換 ・ドレン詰まり:ドレンホースやドレンパンの詰まりを除去・清掃 ・フロートスイッチの誤作動:フロートスイッチを交換 |
点滅(高速) | – | – | 運転継続 | エアコンが室温を正しく検知できていない異常 | 【室温センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・室温センサーを確認し、異常があればセンサーを交換します。 【室内メイン基板の故障】 ・室温センサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換します。 |
点滅(高速) | – | – | 運転継続 | エアコンが室温を正しく検知できていない異常 | 【室温センサーの故障】 ・ショート、断線、またはマイグレーション(プリント基板上の金属が移動し、ショートを引き起こす現象)が発生している可能性があります。 ・室温センサーを確認し、異常があればセンサーを交換します。 【室内メイン基板の故障】 ・室温センサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換します。 |
– | – | – | – | エアコンの明るさセンサーまたはニオイセンサーが正常に機能していない、またはそれらのセンサーからの信号を受け取る基板に不具合がある異常 | 【明るさセンサーまたはニオイセンサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・センサー搭載基板を交換する必要があります。 【受光基板組立または表示基板組立の不具合】 ・センサーからの信号を受け取る基板が故障している可能性があります。 ・受光基板組立または表示基板組立を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンの温度センサーまたは基板に何らかの異常が発生している状態 | 【サブクール熱交換器センサーの故障】 ・ショート、断線、またはマイグレーションが発生している可能性があります。 ・センサーを交換する必要があります。 【ツイン輻射センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・ツイン輻射センサーを交換する必要があります。 【室内メイン基板の故障】 ・上記のセンサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止でリモコン受付ない | 100V用のエアコンに誤って200Vの電圧が供給されている異常 | 電源電圧を100Vに変更する |
点滅(高速) | – | – | ファン回らない、または5秒ぐらい回るが停止する | エアコンの室内ファンが回らない、またはすぐに停止する異常 | 【室内ファンの故障】 ・室内ファンがロックしている、またはファンモーターの巻線が断線している可能性があります。 ・室内ファンモーターを交換する必要があります。 【室内メイン基板の故障】 ・室内ファンモーターが正常に動作する場合は、室内メイン基板が故障している可能性があります。 ・室内メイン基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止 | エアコンの室内機を制御する基板(室内メイン基板)が故障している異常 | 室内メイン基板の交換 |
– | – | – | – | エアコンが冷えない/暖まらない異常 | 【ガス漏れ】 ・冷媒ガスが漏れているため、エアコンが冷えない/暖まらない状態です。 ・ガス漏れ箇所を特定し、修理した後にガスを補充する必要があります。 【パックドバルブが閉じたまま】 ・パックドバルブが閉じた状態では冷媒ガスが循環しないため、エアコンが冷えない/暖まらない状態になります。 ・パックドバルブを開ける必要があります。 【他のエラーと同時発生】 ・別のエラーが原因でこの症状が出ている可能性もあります。 ・他のエラーを先に解決する必要があります。 |
点滅 | – | 点滅 | 室外機通電されると一瞬ファンが動き、停止する。これを2分30秒間で3~4回、トライ後エラー発生する | 室外機の電気回路に過剰な電流が流れて、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 室外基板の交換 |
点滅(高速) | – | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)内部の電気回路がショートしている異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の巻線がショートしているため、交換が必要です。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障してコンプレッサーに異常な電流を流している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 運転中にコンプ回転数が徐々に下がり最小回転数まで下がり停止 | エアコンの室外機にある電流を監視する回路が正常に動作していない異常 | 【室外基板の故障】 ・電流検出回路が搭載されている室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【三相機種の場合の相の入れ替え】 ・三相電源を使用するエアコンの場合、電源の相(R相、S相、T相)の接続が誤っている可能性があります。 ・電源の相の接続を入れ替える必要があります。(電気工事士の資格が必要です) |
点滅(高速) | – | – | 暖房時、センサ異常があった時全停止 | エアコンの室外機にある吐出温度センサーが正常に機能していない異常 | 【室外熱交換器センサーまたは吸込みセンサーの故障】 ・センサーが外れている、断線している、またはショートしている可能性があります。 ・故障しているセンサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・上記のセンサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | – | – | – | エアコンの室外機にある吐出温度センサーが正常に機能していない異常 | 【吐出温度センサーの交換】 ・吐出温度センサーが断線・ショートしている場合は、センサーを交換する必要があります。 【室外基板の交換】 ・吐出温度センサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 異常が確定した時点で全停止 | エアコンの室外機のファンモーターに過剰な電流が流れ、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 【室外ファンモーターの故障】 ・ファンモーターのベアリングが劣化して固着していたり、コイルが焼損している可能性があります。 ・室外ファンモーターを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、ファンモーターに過剰な電流を流している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンの室外機にある熱交換器の温度センサーが正常に機能していない異常 | 【室外熱交換器センサーの交換】 ・室外熱交換器センサーが外れている、断線・ショートしている場合は、センサーを交換する必要があります。 【室外基板の交換】 ・Teセンサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | – | – | リモコンのボタンを押して運転ON後、異常が確定した時点で全停止 | エアコンの室外機にあるコンプレッサーを動かすための回路に異常がある | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー自体が故障している可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な信号を送れていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【電源電圧の低下】 ・電源電圧が低下していると、コンプレッサーが正常に動作しない場合があります。 ・電源電圧を測定し、定格±10%以内に収まっているか確認する必要があります。もし電圧が低い場合は、電力会社に相談するか、電気工事士にブレーカーの容量アップなどを依頼する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)が固着して動かなくなっている異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の部品が焼き付いたり、固着したりして動かなくなっている可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な電圧を供給できていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機から出ていく冷媒ガスの温度(吐出温度)が異常に高くなり、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 【冷凍サイクルの詰まり】 ・冷媒ガスの循環経路が詰まっていると、圧縮機に負担がかかり、吐出温度が上昇します。 ・詰まり箇所を特定し、修理する必要があります。 【ガス不足】 ・冷媒ガスが不足すると、圧縮機が空回り状態になり、吐出温度が上昇します。 ・ガス漏れ箇所を特定し、修理した後にガスを補充する必要があります。 【電子膨張弁の不具合】 ・電子膨張弁が正常に動作していないと、冷媒流量が適切に制御できず、吐出温度が上昇する可能性があります。 ・電子膨張弁を交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、誤った信号を送り、吐出温度が上昇している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【室外熱交換器センサーの故障または取り付け不良】 ・室外熱交換器センサーが故障していたり、取り付け位置がずれていると、吐出温度を正しく検知できず、誤って高温と判断される可能性があります。 ・室外熱交換器センサーを交換するか、取り付け位置を修正する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)が故障した異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の部品が焼き付いたり、固着したりして完全に動かなくなっている可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な電圧を供給できていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【電源電圧の異常】 ・電源電圧が低すぎたり高すぎたりすると、コンプレッサーが故障する可能性があります。 ・電源電圧を測定し、正常な範囲内であるか確認する必要があります。 ・異常がある場合は、電力会社に相談するか、電気工事士にブレーカーの容量アップなどを依頼する必要があります。 【冷凍サイクルの過負荷】 ・冷媒ガスの不足や詰まり、室外機の汚れなどにより、コンプレッサーに過剰な負荷がかかり、故障した可能性があります。 ・原因を特定し、修理する必要があります。(ガス補充、詰まり除去、清掃など) |
点滅(高速) | 点滅(高速) | – | 全停止 | エアコンの冷媒サイクル内の気液分離用二方弁が正常に動作していない、または関連部品に異常がある状態 | 【気液分離用二方弁の交換】 ・気液分離用二方弁が故障している場合は、弁を交換する必要があります。 【室内熱交換器センサーの取り付け直し】 ・室内熱交換器センサーがホルダーから外れている場合は、センサーを正しく取り付け直す必要があります。 【室外基板の交換】 ・上記の2つの部品が正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止でリモコン受付しない(運転開始後1分後) | エアコンの室内機内の基板同士の通信に問題がある異常 | ・室内電源基板の交換 ・室内制御基板の交換 |
点滅(高速) | – | – | – | エアコンの換気ファンモーターが固着して動かない異常 | 【換気ファンモーターの故障】 ・換気ファンモーターのベアリングが劣化して固着していたり、コイルが焼損している可能性があります。 ・換気ファンモーターを交換する必要があります。 【室内基板の故障】 ・換気ファンモーターが正常に動作する場合は、室内基板が故障している可能性があります。 ・室内基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンのホコリセンサーか、人感センサーが正常に動作していない異常 | 【ホコリセンサーまたは人感センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・ホコリセンサーを交換する必要があります。 【表示基板の故障】 ・センサーからの信号を受け取る表示基板が故障している可能性があります。 ・表示基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンのピコイオン発生ユニット内のペルチェ素子という部品の絶縁が壊れている異常 | ピコイオンユニット組立を交換する |
– | – | – | – | エアコンのお天気サーチセンサーが正常に機能していない、またはセンサーからの信号を受け取る基板に不具合がある異常 | 受光基板組立を交換する |
エアコンのリセット手順
エアコンが正常に動作しない場合は、以下の手順でエアコンをリセットすることで改善されることがあります。
- エアコンの電源をOFFにします。
- エアコン専用のブレーカーをオフにします。
- 1~2分ほど放置します。
- ブレーカーをオンにします。
- エアコンの動作を確認します。
リセット後の確認
エアコンのリセット後、以下の点を確認してください。
- 室外機が動き出したか
- 冷たい/暖かい風が出ているか
エラーコードが消えない時に確認したい2つのポイント
エラーコードを確認した後、リセットをしても解決しない場合は、以下の手順を試してみてください。
1.フィルターの掃除
- エアコンの運転を停止します。
- エアコンの電源プラグを抜きます。
- フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いします。
- フィルターを十分に乾燥させてから、エアコン本体に戻します。
暖房運転の場合、フィルターの汚れでエラーコードが表示される場合があります。
2.室外機まわりの確認
- 室外機の周りに障害物がないか確認します。(植木鉢、自転車など)
- 室外機の上に物を置かないようにしましょう。
- 室外機の吹き出し口や吸い込み口にゴミや枯れ葉などが詰まっていないか確認し、取り除きます。
- 室外機周辺の雑草を刈り、風通しの良い状態を保ちます。
室外機のまわりにものを置いていると、運転効率が下がるだけではなく、室外機の高温異常エラーを引き起こすことがあります。
まだエアコンが直らない!応急運転も試してみよう
色々試してもエアコンが直らない時は、応急運転を試してみましょう。
応急運転は、エアコンのちょっとした不具合を一時的に復旧できる可能性のある機能です。 リモコンが故障した場合や、電源が入らない場合などに役立ちます。
東芝エアコンの応急運転方法
東芝のエアコンには「応急運転ボタン(自動運転ボタン)」がついています。
応急運転ボタンのある場所は機種によって異なりますが、写真のように室内機の右下辺りか、前面パネルを開いたところなどにあります。
このボタンを押すことによって、リモコンを使わずに応急運転を行うことができます。
- 応急運転ボタンを押す
- 応急運転が開始される
- 再度、ON/OFFスイッチを押す
- エアコンが停止する
東芝エアコンの応急運転は、快適おまかせ運転といった設定温度が25℃で動作するため、夏場の場合は冷房運転に、冬場の場合は暖房運転で起動することになります。
この応急運転でエアコンが正常に動いた場合、エアコンのメインとなる冷房や暖房機能は故障していないということを確認することができます。
応急運転でもエラーが発生する場合は・・・
上記の対処法を試してもエアコンが復旧しない場合、業者にエアコン点検や修理を依頼するか、買い替えるか検討する必要があります。
自分でエアコンを分解したり、修理を試みるのは大変危険です。感電やさらなる故障の原因となる可能性があります。
修理依頼の目安
以下のような場合は、特に専門業者への依頼が必要です。
- 上記の対処法を試してもエラーが解消しない
- エアコンから異音や異臭がする
- エアコンの内部に水漏れがある
- エアコンの電源が入らない
専門業者は、適切な知識と技術を持っており、安全かつ確実に修理を行うことができます。エアコンの寿命を延ばし、安心して使い続けるためにも、早めの相談をおすすめします。
東芝エアコンのエラー予防
東芝エアコンを長く快適に使い続けるためには、エラーを未然に防ぐための予防策が重要です。定期的なメンテナンスや適切な使用方法を心がけることで、エアコンの寿命を延ばし、快適な室内環境を維持することができます。
エアコンのメンテナンス
エアコンは汚れが原因で、性能が低下したり、エラーが発生したりすることがあります。そのため、定期的なフィルター掃除や室外機の周りの掃除が重要になります。
少なくとも月に1回はフィルター掃除、シーズン毎に室外機の周りの片づけましょう。
計画的な交換
東芝エアコンは高品質で長寿命ですが、経年劣化は避けられません。10年を目安に、計画的に新しいエアコンへの交換を検討しましょう。
古くなったエアコンを使い続けると、以下のようなリスクが高まります。
- 故障による突然の停止: 真夏の暑い日にエアコンが動かなくなると、熱中症のリスクが高まります。
- 修理費用の増加: 古いエアコンは修理費用が高額になる傾向があります。
- 電気代の上昇: 最新のエアコンは省エネ性能が高く、電気代を節約できます。
計画的な交換は、快適な生活を守るだけでなく、経済的なメリットももたらします。
ランプ点滅でよくある勘違い
エアコンはランプが点滅しても運転を続けられる場合もありますが、それは危険です。点滅はエアコンからのSOSのサインです。ランプの点滅を放置したまま使い続けてしまうと故障がひどくなって修理費用がかさむだけでなく、最悪の場合、修理不能になってしまうことも考えられます。
もしエアコンのランプが点滅したら、まずは落ち着いて取扱説明書を確認しましょう。自分で解決できない場合は、早めに販売店や東芝のカスタマーサポートに連絡してください。営業中にエアコンをストップさせることなく、かつエアコンを長持ちさせる秘訣は、早め早めの対応が肝心です。
実際のところ、東芝のエアコンが点滅して動かなくなってしまった場合、ユーザー側で対処できることはあまり多くありません。上記の内容を確認してもランプが点滅したままの場合はプロによる点検メンテナンスを受けてください。
まとめ
東芝エアコンが点滅した時は、まず落ち着いてエラーコードを確認しましょう。エラーコードは、エアコンからのSOSサイン。この記事で紹介した対処法を試しても解決しない場合は、決して無理せず、速やかに専門業者に連絡してください。
早期発見・早期対処が、エアコンの寿命を延ばし、快適な室内環境を維持する秘訣です。
- 電話:0120-1048-76 / 0570-0570-33
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- 受付時間:
9:00~18:00(月~土)
9:00~17:00(日・祝日) *指定休業日を除く - WEB修理受付:エアコン お客様サポート | 東芝ライフスタイル株式会社東芝ライフスタイル株式会社の公式ウェブサイトです。東芝ライフスタイル株式会社の会社概要、社会環境活動、採用情報、関係会社といった企業情報と、製品・サービス情報、お客様サポート窓口などについてご紹介します。
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エアコン、もしかして故障…? そんな時は焦らずこの【5ステップ】!
~故障原因・修理可否を解説~
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか? 慌てずに、これからご説明する5つのステップに従って、一つずつ問題を解決していきましょう。
大手電機メーカーで培った知識と15年以上の経験を持つ、エアコンの故障診断のエキスパート、taichanが、あなたのエアコンのトラブル解決をサポートします。
ステップ1:状況確認 - どんな症状が出ているか把握しよう!
まずは、エアコンが完全に故障しているのか、それとも一時的な不具合なのかを確認しましょう。
具体的な症状を把握することが重要です。「冷えない」「異音がする」「水漏れする」「ランプが点滅している」など、どのような症状が出ているかを具体的に確認しましょう。
エアコンの型番や購入時期、保証期間なども確認しておくと、後のステップで役立ちます。 修理費用の概算額を把握するために、メーカーのお客様サポートに問い合わせてみましょう。
【メーカー別】お客様サポートの連絡先一覧
(↑クリックすると、主要メーカーのサポート窓口連絡先と修理費用相場、故障時の対処法などをまとめたページが開きます)
メーカーのサポート窓口に連絡し、症状を伝えてみましょう。
電話口でおおよその修理費用を教えてもらうことができる場合があります。
なお、ご自身のエアコンの不具合状況を詳しく知りたい方は、こちらの診断ツールを使ってみましょう。
>>エアコンの不具合状況を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの不具合状況を診断できるページが開きます)
ステップ2:修理できる?できない?
エアコンの症状を把握したら、次は修理が可能かどうかを判断しましょう。
- 自分で判断できない場合は、専門家に相談!
エアコンの内部構造は複雑で、素人判断は危険です。メーカーのサポート窓口や信頼できる修理業者に相談し、正確な診断を仰ぎましょう。 - 修理不可の場合も…
エアコン本体の劣化や部品の供給終了など、修理ができないこともあります。また、修理費用が高額となる故障(コンプレッサーの故障など)の場合も、買い替えを検討する必要があります。
スマート診断ナビを使えば、使用年数や設置状況などから修理の可否を診断することができます。
エアコンが修理できるかどうか診断できるツールはこちら
>>エアコンの修理可否を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの修理可否を診断できるページが開きます)
ステップ3:業者選びのポイント! 優良業者を見つけるコツ
修理または買い替えと決めたら、次はどの業者に依頼するか?が重要になります。
修理または買い替えを依頼する業者を選びましょう。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。それぞれの業者の特徴を理解した上で、実際に見積もりを取り、費用やサービス内容を比較しながら検討していきましょう。
修理業者を比較する
>>修理業者を比較する
(↑クリックすると、修理業者を比較できるページが開きます)
エアコン修理の流れはこちら
>>エアコン修理の流れを確認する
(↑クリックすると、エアコン修理の流れを確認できるページが開きます)
最適なエアコン選びのポイントをチェック!
>>最適なエアコン選びのポイントをチェック!
(↑クリックすると、最適なエアコン選びのポイントを確認できるページが開きます)
ステップ4:アフターサービス - 保証とメンテナンス
業者を決めたら、アフターサービスについても確認しておきましょう。
修理や買い替え後の保証期間やメンテナンスサービスの内容などを事前に確認しておくことで、安心してエアコンを使用することができます。
延長保証サービスの内容はこちら
>>延長保証サービスの内容を見る
(↑クリックすると、延長保証サービスの内容を確認できるページが開きます)
ステップ5:予防対策 - エアコンを長持ちさせるコツ
最後に、エアコンを長く快適に使うための予防対策について解説します。
エアコンの故障を予防するためには、定期的な清掃やメンテナンスが重要です。 フィルターの掃除や室外機周りの掃除などをこまめに行いましょう。清潔な状態に保ち、エアコンにかかる負担を軽減することで、エアコンの寿命を伸ばすことができます。
自分でできるエアコンメンテナンス方法はこちら
>>自分でできるエアコンメンテナンス方法
(↑クリックすると、自分でできるエアコンメンテナンス方法を確認できるページが開きます)
最後に、エアコンのプロとして、一つだけアドバイスさせてください。
エアコンの調子が悪い時は、誰でも不安になるものです。 この記事で紹介した5つのステップを参考に、落ち着いて行動すれば、きっと快適な生活を取り戻せます。
約10年に一度訪れるエアコンの買い替えは、住環境を改善するチャンスでもあります。 日頃からどのような空気環境を作りたいかを考えておくことも大切です。
いざという時は、信頼できる業者に相談しましょう。 そして、困ったことがあれば、いつでもtaichanにご相談ください。
>>無料相談はこちら