暖房をつけたら冷たい風が出てきた!?
秋の終わりが近づき、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。そろそろ暖房の出番かな…とエアコンのリモコンを操作したものの、出てきたのはなぜか冷たい風!なんて経験はありませんか?
実はこれ、エアコンの暖房時に起こる、よくあるトラブルの一つなんです。
「あれ?送風や冷房はちゃんと効くのに…」
そう思われた方もご安心ください。この記事では、エアコンで冷房は動く暖房だけが効かない原因 と、その対処法を分かりやすく解説していきます。
この記事で分かることはこちら!
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▶ステップ1:状況確認
エアコンが暖かくならない場合の故障診断を行います。
エアコンが暖かくならないのですね。まずは今の状態の確認を行いますので、以下の中から症状を選んでください。
エアコンが温まる仕組み
エアコンは空気の熱を室内機と室外機の間で移動させるという仕組みで暖房を行っています。
1. 冷媒の加熱:
エアコンの室外機には、「冷媒」と呼ばれる特殊なガスが入っています。暖房運転時、室外機は外気から熱を吸収し、その熱を使って冷媒を高温・高圧の状態にします。
2. 熱交換:
高温・高圧になった冷媒は、室内機に送られます。室内機には「熱交換器」があり、ここで冷媒の熱が室内の空気に移動します。
3. 温風の送風:
熱交換器で温められた空気は、ファンによって室内に送風されます。
これが、エアコンから暖かい風が出てくる仕組みです。
このようにエアコンは少し複雑なメカニズムで動いているため、ちょっとしたことが原因で効きが悪くなってしまうことがあります。
自分でできる!エアコンが効かない時の点検項目
エアコンの暖房が効かない場合でも、簡単な設定やメンテナンスをやり直せば、エアコンが元通り効くようになる可能性があります。
まずは、以下の3つの部分をチェックしてみましょう。
- リモコンの設定: 運転モードや設定温度、風量、風向きなどを確認します。
- 室内機: フィルターの汚れや吸込口、吹出口の汚れなどを確認します。
- 室外機: ファンの回転や周りの環境、霜取り運転の有無などを確認します。
具体的なチェック項目については、以下で詳しく解説していきます。
リモコンの設定(4項目)
リモコンは、エアコンに指示を出すための重要なパーツです。
エアコンは他の暖房器具より設定項目が多いため、設定ミスなどが原因で暖房が弱くなってしまっていることがよくあります。リモコンを手に取って一つ一つボタンを操作しながら読み進めていって下さい。
リモコンについては、以下の4つのポイントをチェックして設定が正しいかどうか確認しましょう。
運転モードが冷房や除湿、送風などになってしまっていると、いくら設定温度を上げてもエアコンから暖かい風が出なくなってしまいます。
念のため、リモコンの運転切り替えボタンを押して、運転モードを暖房や自動に切り替えてみて下さい。
運転切り替え直後は5~10分ほど温風が出てくるまで時間がかかりますので、しばらく待つようにしましょう。
エアコンの暖房は、部屋の温度が設定温度になると温風を停止する仕組み(送風運転のみ、室外機は停止)になっています。
節電のために設定温度を低めにする場合もありますが、暖房が効かない場合は設定温度を23℃以上に設定し、室内機から温風が出続けるように変更してみましょう。
エアコンは、風量が「微風」や「弱」になっていると運転効率が低下し、吹き出される温風の量が減ってしまいます。
最大能力で暖房を運転するためには、風量を「最大」や「自動」などに設定しておく必要があります。
暖房の風量を弱くすると、室外機の中にある冷媒ガスを送り出すための圧縮機の回転数も下がってしまいます。エアコンは冷媒ガスをたくさん循環させた方が能力が上がりますので、風量は強めに設定することをおすすめします。
風量を変更するには、リモコンの「風量調節」ボタン(機種によって名称が異なる場合があります)を押します。
風量設定の目安
- 自動: エアコンが自動的に風量を調節します。
- 弱: 静かな運転を希望する場合や、就寝時に
- 中: 通常の運転に
- 強: 部屋を素早く暖めたい場合
風量と電気代・運転音の関係
風量を強くすると、暖房能力は高まりますが、電気代も高くな
電気代を節約するために省エネモード(控えめ運転など)を設定している場合、暖房能力が弱くなってしまうことがあります。
省エネモードを解除し、逆にハイパワーモードなどに設定してみましょう。
省エネモードは、エアコンの消費電力を抑える機能ですが、暖房能力も制限される場合があります。 リモコンの「省エネ」ボタン(機種によって名称が異なる場合があります)を押して、省エネモードを解除してみましょう。
また、機種によっては「ハイパワー」モードなどが搭載されている場合があります。ハイパワーモードは、通常よりも高い出力で運転することで、部屋を素早く暖めることができます。
省エネモードとハイパワーモード:メリットとデメリット
モード | メリット | デメリット |
---|---|---|
省エネモード | 電気代を抑えられる | 暖房能力が低下する場合がある |
ハイパワーモード | 部屋を素早く暖められる | 電気代が高くなる傾向がある |
室内機のチェック(2項目)
エアコンの室内機は室外機から送られてくる高温の冷媒ガスを使って吸い込んだ空気を温め、温風にしてから吹き出すという仕組みで動いています。
室内機は風周りが悪くなると暖房の効きが悪くなるため、以下の内容を確認していきましょう。
エアコンフィルターにホコリや汚れが溜まってしまうと、室内機が空気をうまく吸い込むことができなくなり、暖房の効きが悪化します。
- 前面パネルを開けてフィルターの汚れ具合を確認しましょう。
- 汚れている場合はフィルターを掃除してください。(掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗いしたりする方法があります。)
お掃除機能付きエアコンの場合は、ダストボックスなどがホコリで満タンになってしまっていないかも確認しましょう。ダストボックスがいっぱいになっていると、フィルターの掃除機能が正常に働かなくなる可能性があります。
エアコンの効きを良くするには、室内機の風周りの状態が重要です。
- 室内機の真下に家具などが置かれている場合、吹き出された風が部屋中に行き渡りにくくなり、暖房の効きが悪くなります。
- 吸込口(上面)にカーテンが被さってしまったり、室内機の天面に被せるタイプのエアコンフィルターを取り付けている場合は、そのフィルターにホコリが溜まっていてうまく空気が吸い込まれなくなっていることもあります。
エアコンの風の吸込みや吹き出しを邪魔するものがないか、一度確認してみましょう。
室外機のチェック(4項目)
エアコンの室外機は、背面から外気を吸い込んで冷媒ガスに熱を取り込み、その冷媒ガスを高温高圧の状態にして室内機に送り出しています。
そのため、室外機は常に新鮮な空気を取り込み続けなければうまく外気から熱を吸収することができなくなってしまい、室内機に送られる冷媒ガスの温度も下がってしまうことになります。
一度室外機の状態を確認し、ファンの回転や風の流れを邪魔するようなものがないかどうか、以下の内容をチェックしてみて下さい。
室外機が屋根の上などの高いところに取り付けられている場合は、無理はせず、以下の項目を読み飛ばしてもらってもOKです。
室外機のファンの動きが鈍くなると、暖房の効きが悪くなってしまいます。
植物やゴミなどの異物が室外機の中に入り込んでファンの動きを邪魔していたりしないか確認してみて下さい。
室外機のファンが全く回っていないような場合は、こちらの記事が参考になります。
室内機と同様に、室外機の風周りが悪くなると暖房能力が弱くなってしまいます。
室外機の周りにたくさん物が置かれている場合は、それらを別の場所に移動するなどして片付けましょう。
室外機の排気口を覆うようなエアコンカバー(木製のラティスタイプなど)も風周りが悪くなる原因となりますので、エアコンを使っている時は取外した方がベターです。
暖房をスタートしてから1~2時間が経過した頃、突然温風が止まって室内機から「プシュー・・」、「ポコポコ・・・」という音が聞こえてくることがあると思います。
エアコンは外気温が5℃を下回るような状態で暖房運転を行うと、室外機のアルミフィン部に霜がびっしりとついてしまうようになるため、それを溶かして取り除くための霜取り運転が必要となります。
急に温風が止まってしまうとエアコンが壊れてしまったと驚いてしまうと思いますが、15分程度で復旧して再び温風が吹き出してきた場合、故障ではありませんので安心して下さい。
霜取り運転中は室外機から大量の水が漏れてきますが、溶けた霜が流れ出てきているだけですので、正常動作となります。霜取り運転の影響で効きが悪いと感じる場合は、霜取り運転中も風が止まりにくい寒冷地仕様のエアコンへの買い替えを検討が必要です。
外気温が高すぎる条件で暖房運転を行うと、冷媒回路に負荷がかかりすぎるため、保護機能が作動して暖房運転が停止することがあります。
暖房運転が可能な温度はメーカーや機種によって異なりますが、外気温が25℃以上の場合は、正常に作動しない可能性があります。詳細は取扱説明書をご確認ください。
その他の注意点
- 室外機の上に物を置かないようにしましょう。
- 室外機周辺の草木は定期的に刈り取り、風通しを良くしましょう。
- 室外機に水をかけたり、高圧洗浄機で掃除したりするのはやめましょう。故障の原因になります。
自主点検後のエアコンの効きのチェック手順
エアコンの点検お疲れ様でした。
ここで一度エアコンの吹き出し口に手をかざして、ちゃんと温風が出ているか確認してみてください。
ここまでの手順でエアコンの効きが戻った場合、しっかりと温まった風が手を押し返すぐらいの勢いで吹き出してきているはずです。
この時点でまだ風が弱い、または風が暖かくないという場合、もう少し本格的な点検(場合によっては修理)が必要となってきますので、記事の後半でお話していきます。
エアコンのリセット方法
エアコンが効かない場合は、エアコン本体のリセットを試してみましょう。
エアコンは、強いノイズを受けたり、ちょっとしたことが原因で誤作動を起こし、ちゃんと動かなくなることがあります。 エアコンが動かない場合は、一度下記の手順で本体をリセットしてみてください。
エアコンのリセットは、リモコンのボタンではなく、電源プラグを抜いて行います。リモコンのリセットボタンは、リモコンの電池交換後などに使用します。
エアコンのリセット手順
【手順1】エアコンの電源を切る
エアコンが動いている場合は、リモコンでエアコンの電源を切りましょう。運転ランプやタイマーランプが点滅して、既にエアコンの動作が停止している場合は、そのまま次のステップに進んでください。
【手順2】室内機の電源コードを抜く
エアコンの電源コードを抜きましょう。
電源プラグが高いところで抜き差ししにくい場合などは、分電盤の中にあるエアコン回路のブレーカーを落としても構いません。
- エアコンのブレーカーは、ラベルに「エアコン」や「AC」と記載されていることが多いです。
- ブレーカーを操作する際は、感電しないよう、乾いた手で操作し、金属部分に触れないように注意してください。
- ブレーカーのマークの意味は「ー」で通電、「◯」で開放(電気を遮断)となっています。
ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに流れる電気は遮断できたことになります。
【手順3】5分ほど経過したらに電源を入れ直す
エアコンの電源を落としてから5分ほど経過したら、コンセント(ブレーカー)を挿し入れてください。これでエアコンのリセットは完了です。もう一度エアコンを起動して室外機の動きをチェックしてください。
ルームエアコンの場合、電源コンセントは室内機のところに一箇所しかないため、この操作を行うことで、室内機だけではなく室外機の方も同時にリセットすることができます。
応急運転ボタンによる動作確認方法
エアコン本体に問題がないかを確認するために、「応急運転ボタン」を押してみましょう。
応急運転ボタンは、エアコン本体にある、通常は小さくて目立たないボタンで、リモコンを使わずにエアコンを起動できる機能です。
応急運転スイッチの使い方
ルームエアコンには「応急運転スイッチ」というものが室内機本体の下側や前面パネルを開いたところについていて、この応急運転スイッチを使えば、リモコンを使わずにエアコンを起動する事ができます。
- 取扱説明書をよく読み、応急運転ボタンの位置を確認します。
- ボタンが小さい穴に隠れている場合は、細い棒などを使って押します。
- 応急運転ボタンを押すと、エアコンが起動します。起動する運転モードや設定温度は、メーカーや機種によって異なります。
応急運転後の確認
エアコンの応急運転を行った後、以下の点を確認してください。
- 室外機が動き出したか
- 暖かい風が出ているか
応急運転スイッチでエアコンを起動しても効きが悪い、またはエアコンのランプが点滅してちゃんと動かない場合、エアコンにエラーが発生してる可能性が高いでしょう。
スマート診断ナビ(使用年数や設置状況などを入力するだけで、簡単に診断できます)で、エアコンが修理できるかチェックしてみよう!
エアコンは動くのに暖房が効かない原因;四方弁、制御基板…
エアコンは動くのに暖房だけが効かない場合、エアコン本体に不具合が発生している可能性があります。
暖房だけが効かないという不具合症状でよくある原因は以下の通りです。
エアコンが冷房と暖房を切り替えるために、室外機の中に「四方弁」と呼ばれる重要な部品があります。これは、冷媒(エアコンを冷やしたり温めたりするガス)の流れ道を変えることで、冷暖房を切り替える役割を担っています。
冷房運転時の冷媒の流れ
暖房運転時の冷媒の流れ
イメージとしては、電車のポイント切り替えのようなものですね。レールを切り替えることで、電車の進む方向が変わります。四方弁も同様に、冷媒の流れ道を変えることで、冷房と暖房を切り替えているんです。
この四方弁が故障してしまうと、冷房は正常に動作するのに、暖房だけができなくなることがあります。
四方弁の故障には、主に2つのパターンがあります。
- 電磁コイルの故障:
四方弁を動かすための電磁コイルが壊れてしまうケース。経年劣化やサビなどが原因で起こりやすいです。 - 四方弁本体の故障:
四方弁自体が壊れてしまうケース。こちらは比較的稀なケースですが、発生すると修理費用が高額になる傾向があります。
四方弁が故障すると、暖房運転時に冷たい風が出てくる、といった症状が現れます。
もしこのような症状に心当たりがあれば、四方弁の故障を疑ってみましょう。
四方弁の修理費用相場
症状 | 故障原因と修理費用相場 |
---|---|
暖房が動かない(冷たい風が出てくる) | 【故障原因】電磁コイル(四方弁)の故障 【修理方法】電磁コイルの交換 【料金相場】1~3万円 |
【故障原因】四方弁本体の故障 【修理方法】四方弁の交換(ロウ付け) 【料金相場】8~17万円 【備考】可能性は低い。メーカー保証(5年)の可能性有 |
※修理費用の相場は、メーカーサポートに依頼した場合のおおよその金額です。
電磁コイルの故障であれば、交換だけで修理が完了します。しかし、四方弁本体の故障となると、溶接を伴う大掛かりな修理が必要になるため、費用が高額になります。
場合によっては、エアコンの買い替えを検討した方が良いケースもあるでしょう。
エアコンには、制御基板(エアコンの頭脳)と呼ばれるコンピューターのような部品が、室内機と室外機のそれぞれに搭載されています。
この制御基板は、ファンモーター(風を送るためのモーター)、圧縮機(冷媒ガスを圧縮して循環させるポンプのようなもの)など、エアコンの様々な部品に指示を出して、全体をコントロールしています。
この制御基板や、基板とパーツをつなぐ配線などが壊れると、エアコンの電源が入らなかったり、室外機が動かなくなったりします。
制御基板の故障は、長年の使用による基板の割れや、繰り返し熱が加えられることによる半田の剥がれ、基板上にあるパーツの寿命などが原因となります。
制御基板の故障を防ぐためには
- 適切な使用:
エアコンを適切な設定温度で運転し、過度な負荷をかけないようにしましょう。 - 設置場所:
直射日光や高温多湿の場所を避け、風通しの良い場所に設置しましょう。
制御基板の修理費用
制御基板が故障した場合、修理費用の相場は、おおよそ以下の通りです。
- 室内機側の制御基板の場合:10,000~35,000円
- 室外機側の制御基板の場合:10,000~35,000円
この他に、室外機内にある基板の故障の場合についても、おおよそ上記の見積相場となります。
制御基板の修理手順
- エアコン動作の症状やエラーコードなどから制御基板の故障が原因であることを確定します。
- 部品をメーカーなどに発注します。
- 部品到着後に基盤を交換します。
パーツの在庫がある場合は数日中に修理が完了することになりますが、メーカーから部品を取り寄せる場合は、部品が到着するまで1~2週間かかることもあります。
エアコンの効きが悪いと感じたら、ガス漏れを疑ってみましょう。
ガス漏れのサイン
ガス漏れには、次のようなサインがあります。
- 暖房運転時、室外機周りの環境に問題がないのに、温風の温度が低い。
- 夏場の冷房運転時、室外機の配管(細い方)に霜が付着する。
ガス漏れの原因
ガス漏れの原因はさまざまですが、主な原因は以下の点が挙げられます。
- 配管の接続部分からの漏れ
これは、エアコンの取り付け工事の不良や、中古エアコンを購入した場合、引っ越しなどで配管を再利用した場合などに起こりやすいです。 - 配管の腐食による漏れ
海岸地域や温泉地など、塩分や硫黄成分が多い空気の場所に設置されているエアコンや、下水配管にドレンホースを取り付けている場合などは、配管が腐食しやすくなります。 - 熱交換器、電磁弁、コンプレッサーなどの部品からの冷媒漏れ(稀)
ガス漏れの修理
ガス漏れかな?と思ったら、専門業者に点検を依頼しましょう。お近くの電気屋さんや、メーカーのサービスセンターに相談することをおすすめします。
ガス漏れ修理の料金相場
修理費用は、漏れの箇所や程度によって異なります。
- 配管の接続部分の修理:1~3万円
- 配管の腐食など、配管自体を交換する必要がある場合:8~17万円
ガス漏れを予防するには
ガス漏れを予防するためには、次の点に注意しましょう。
- 定期的な点検:
エアコンの点検を定期的に行い、ガス漏れやその他の異常がないか確認しましょう。 - 室外機の設置場所:
直射日光や雨風を避け、振動の少ない場所に設置しましょう。 - エアコンの適切な使用:
適切な設定温度で運転し、定期的な清掃を行いましょう。
エアコンの効きが悪い、配管に霜がつく、異音(シューという音)がする、電気代が高くなったなど、ガス漏れかな?と思ったら専門業者に点検を依頼しましょう。
まとめ;自分でできる対処法と改善しない場合のアドバイス
この記事では、エアコンの暖房だけが効かない時の対処法について、エアコンの構造を交えながら解説しました。
暖房が効かない原因は様々ですが、フィルターの汚れやリモコンの設定ミスなど、自分で簡単に解決できるものも多いです。
まずは、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- リモコンの設定: 運転モード、設定温度、風量、風向きなどを確認
- フィルターの掃除: 目詰まりを起こしていないか確認
- 室外機の確認: 周囲に障害物がないか、ファンが正常に回転しているか確認
- エアコンのリセット: 一時的なエラーを解消
- 応急運転ボタンによる起動:故障の有無の確認
これらの対処法を試しても改善しない場合は、エアコンの故障が考えられます。
修理が必要なケースとしては、以下のような症状が挙げられます。
- 四方弁の故障
- 制御基板の故障
- 冷媒ガスの漏れ
修理を依頼する場合は、信頼できる業者を選び、費用や修理内容について事前にしっかりと確認しましょう。
この記事が、エアコンのトラブル解決に役立つことを願っています。
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エアコンのトラブル、もう悩まない!解決への3ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか?
慌てずに、これからご説明する3つのステップに従って、ひとつずつ問題を解決していきましょう。
ステップ1:状況確認と原因特定
不具合の具体的な症状(例:冷えない、異音がする、水漏れするなど)を把握しましょう。そして、エアコンの不調の原因を探ります。取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみることで、自分で解決できることもあります。
エアコンの調子が悪いときは、まずこちらで不具合内容をチェック!
>> エアコンの不具合診断(スマート診断ナビ)はこちら
ステップ2:修理の可否
エアコンの使用年数から、エアコンの修理が可能かどうかを判断します。保証や修理費用確認費用などを調べましょう。
修理を依頼する前に、まずは修理が可能かどうかを確認することができます。
>>修理はできる?診断したい方はこちら
ステップ3:業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
信頼できる業者を見つけるためのヒントはこちら
>>業者の違いが知りたい方はこちら
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