エアコンの運転ランプやタイマーランプが点滅する原因の多くは、霜取り運転やフィルター掃除のサインです。この記事では、点滅の消し方から故障で点滅し続ける場合の対処法、リセット方法からエラーコードまでエアコンのプロtaichanが解説します。
この記事でわかることはこちら!
エアコンのプロが答える!お悩み相談室【ランプ点滅】- 無料相談事例公開 –
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▶ステップ1:ランプの点滅状態
エアコンのランプが点滅している場合の故障診断を行います。
どのメーカーのエアコンをお使いですか?
エアコンのランプ点滅:基礎知識 – なぜ点滅するの?
エアコンのランプは、私たちに様々な情報を伝えてくれる大切なサインです。
ランプの状態によって、エアコンが正常に動作しているのか、それとも何らかの異常が発生しているのかを知ることができます。
ランプ点滅の意味
エアコンのランプには、主に次の2つの状態があります。
- 点灯:
エアコンが正常に動作中で、設定されたモードで運転していることを示します。 - 点滅:
エアコンが何らかの異常を検知しているか、特別な動作モードになっていることを示します。
点滅は、多くの場合、エラーや故障を意味しますが、フィルターの掃除時期や霜取り運転中など、正常な動作を示す場合もあります。
ランプの点滅パターンや色、他のランプとの組み合わせによって、具体的な意味は異なります。 また、メーカーや機種によっても異なる場合があります。
エアコンのランプ点滅の原因は?
エアコンのランプが点滅するのは、主に故障や不具合を知らせるためです。点滅するランプの種類は、メーカーによって異なります。
主なメーカーの不具合発生時に点滅するランプ
メーカー | 不具合発生時に点滅するランプ |
---|---|
ダイキン | 運転ランプ |
三菱重工(ビーバーなど) | 運転ランプ、タイマーランプ |
三菱電機(霧ヶ峰など) | 運転ランプ |
東芝 | 運転ランプ、タイマーランプ、クリーニングランプなど |
シャープ | 運転ランプ、タイマーランプ、プラズマクラスターランプなど |
富士通 | 運転ランプ、タイマーランプ |
パナソニック | タイマーランプ |
日立 | タイマーランプ、除湿ランプ、ミストランプなど |
コロナ | 運転ランプ、タイマーランプ、パワフルランプなど |
上記以外のランプが点滅している場合は、自分で対応できるちょっとしたお知らせである可能性があります。一度、お使いのエアコンの取扱説明書をご確認いただくか、以下のスマート診断ナビでランプ点滅の原因を調べてみてください。
スマート診断ナビ
▶ステップ1:ランプの点滅状態
エアコンのランプが点滅している場合の故障診断を行います。
どのメーカーのエアコンをお使いですか?
慌てないで!故障を疑う前に確認すること
エアコンの運転ランプが点滅したら、「故障かな?」と不安になるかもしれません。 しかし、ランプの点滅は、必ずしも故障を意味するわけではないのです。
まずは落ち着いて、以下の5つのポイントを確認してみましょう。
起動準備中ではありませんか?
エアコンをつけた直後は、ランプが点滅していても、単に起動の準備中かもしれません。特に冬場の暖房運転では、温風が出るまで5~10分かかることもあります。
しばらく待って風が出てくれば、故障ではありません。
前面カバーやダストボックスは正しく取り付けられていますか?
前面パネルやルーバー(風向きを変える羽根)がちゃんと取り付けられていないと、エラーコードが表示され、エアコンが動かないことがあります。また、自動フィルターお掃除機能付きエアコンの場合、ダストボックスが正しく取り付けられていないとランプが点滅することがあります。
エアコン掃除の後などは、これらの部分がきちんと取り付けられているか、取扱説明書で確認しましょう。
室外機の保護機能が働いていませんか?(夏場の冷房の場合)
夏場に多いケースですが、室外機が熱くなりすぎると、保護機能が働いて自動停止することがあります。これは、室外機周りの風の流れが悪いことが原因です。室外機の裏側にゴミが付着したり、周りに物が置かれていたりすると、熱がこもってしまいます。
室外機の風通しを良くして、再起動してみましょう。
室内機の保護回路が働いていませんか?(冬場の暖房の場合)
冬場の暖房運転では、室内機に高温高圧の冷媒ガスが流れ込みます。
エアコンフィルターが汚れていると、冷媒ガスの圧力や温度が上がりすぎて、エラー停止することがあります。
フィルターを掃除して再起動してみましょう。
除霜運転中ではありませんか?(冬場の暖房の場合)
冬場の暖房運転では、室外機に霜が付くことがあります。
霜取り運転中は、室内機のファンが停止したり、微風になったりします。また、室外機は動いていても、室外機のファンは停止します。霜取り運転は、数時間ごとに数分間行われます。
しばらくして暖房が再開されれば、故障ではありません。
エアコンのリセット方法
エアコンのランプが点滅して動かない、またはすぐに止まってしまう場合は、エアコン本体のリセットを試してみましょう。
エアコンは、強いノイズを受けたり、ちょっとしたことが原因で誤作動を起こし、動かなくなることがあります。 エアコンが動かない場合は、一度下記の手順で本体をリセットしてみてください。
エアコンのリセットは、リモコンのボタンではなく、電源プラグを抜いて行います。リモコンのリセットボタンは、リモコンの電池交換後などに使用します。
エアコンのリセット手順
【手順1】エアコンの電源を切る
エアコンが動いている場合は、リモコンでエアコンの電源を切りましょう。運転ランプやタイマーランプが点滅して、既にエアコンの動作が停止している場合は、そのまま次のステップに進んでください。
【手順2】室内機の電源コードを抜く
エアコンの電源コードを抜きましょう。
電源プラグが高いところで抜き差ししにくい場合などは、分電盤の中にあるエアコン回路のブレーカーを落としても構いません。
- エアコンのブレーカーは、ラベルに「エアコン」や「AC」と記載されていることが多いです。
- ブレーカーを操作する際は、感電しないよう、乾いた手で操作し、金属部分に触れないように注意してください。
- ブレーカーのマークの意味は「ー」で通電、「◯」で開放(電気を遮断)となっています。
ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに流れる電気は遮断できたことになります。
【手順3】5分ほど経過したらに電源を入れ直す
エアコンの電源を落としてから5分ほど経過したら、コンセント(ブレーカー)を挿し入れてください。これでエアコンのリセットは完了です。もう一度エアコンを起動して室外機の動きをチェックしてください。
ルームエアコンの場合、電源コンセントは室内機のところに一箇所しかないため、この操作を行うことで、室内機だけではなく室外機の方も同時にリセットすることができます。
応急運転ボタンによる動作確認方法
エアコン本体に問題がないかを確認するために、「応急運転ボタン」を押してみましょう。
応急運転ボタンは、エアコン本体にある、通常は小さくて目立たないボタンで、リモコンを使わずにエアコンを起動できる機能です。
応急運転スイッチの使い方
ルームエアコンには「応急運転スイッチ」というものが室内機本体の下側や前面パネルを開いたところについていて、この応急運転スイッチを使えば、リモコンを使わずにエアコンを起動する事ができます。
- 取扱説明書をよく読み、応急運転ボタンの位置を確認します。
- ボタンが小さい穴に隠れている場合は、細い棒などを使って押します。
- 応急運転ボタンを押すと、エアコンが起動します。起動する運転モードや設定温度は、メーカーや機種によって異なります。
応急運転後の確認
エアコンの応急運転を行った後、以下の点を確認してください。
- 室外機が動き出したか
- エアコンから冷たい風/暖かい風が出てくるようになったか
この応急運転スイッチでエアコンを起動しても、エアコンがちゃんと動かない、またはランプが点滅して止まってしまう場合、エアコンに何らかの不具合が発生している可能性があります。
エラーコード一覧表と具体的な読取り手順
ランプの点滅は、まるでモールス信号のように、エアコンの不具合箇所を知らせてくれるエラーコードの役割を果たします。
点滅パターンを読み解いたり、リモコンで読み出したりすることで、故障の原因を突き止め、適切な対処をすることができます。
【メーカー別】エラーコードの確認方法と一覧表
エラーコードの読み取り手順
- エアコンの電源を入れたまま、リモコンの「取消」または「終了/取消」ボタンを5秒以上長押しします。
- リモコンの画面に「00」と表示されたら、同じボタンを短く押していきます。
- 画面に表示される数字が切り替わっていくので、「ピー…」という連続音が鳴った時に表示されている数字がエラーコードです。
ダイキンエアコンのエラーコード早見表
エアコンのエラーコードが分かったら、この表で原因と対処法をチェック!
エラー コード | 不具合内容と対処法 |
---|---|
00 | エラーコードの読み取りエラーです。リモコンの「取消」または「終了/取消」ボタンを長押しして、再度エラーコードを読み取ってください。 >>詳細はこちら |
E7 | 室外ファンの異常です。室外ファン周辺に障害物がないか確認し、取り除いてください。改善しない場合は修理が必要です。 >>詳細はこちら |
F3 | 圧縮機の異常です。修理が必要です。 >>詳細はこちら |
U0 | 冷媒ガス漏れです。修理が必要です。 >>詳細はこちら |
U4 | 通信異常です。室外ファン周辺に障害物がないか確認し、取り除いてください。改善しない場合は修理が必要です。 >>詳細はこちら |
上記以外のエラーコードが表示された場合
こちらの記事にエラーコードの一覧表がありますので、参考にしてみてください。
三菱電機のエラーコードの読み取り方
三菱電機のエアコンは運転ランプの点滅でエラーコードを読み取ることができます。
例えば、「◯、◯、◯、◯、◯、ー、◯、◯、・・・」(◯;点灯、ー;消灯)の場合、点滅回数は5回となります。
点滅ランプ | 点滅回数 | 本体表示 | 故障箇所 | 対処法 |
---|---|---|---|---|
運転ランプ | 1回 | 1 | シリアル信号異常 | 室内またはインバーター制御基板の故障の可能性があります。専門業者に修理を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 5回 | 5 | 室外パワー系異常 | インバーター制御基板、バルブ、圧縮機、圧縮機コネクターなどに問題がある可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 6回 | 6 | 室外サーミスター系異常 | サーミスターの故障やコネクターの接触不良が考えられます。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 7回 | 7 | 室外制御系異常 | インバーター制御基板の故障の可能性があります。専門業者に修理を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 13回 | 13 | 異電圧印加異常 | 電源電圧を確認し、電源リセットを試みましょう。改善しない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 14回 | 14 | バルブ閉保護停止 | バルブ、冷媒、LEVなどに問題がある可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
運転ランプ | 17回 | 17 | 冷媒系異常 | 冷媒回路に異常がある可能性があります。専門業者に点検を依頼しましょう。 |
全てのランプ | 1回 | FL | 風向フラップ異常 | 上下風向フラップが外れている可能性があります。自分で対処可能です。取扱説明書を確認し、上下風向きフラップのストッパーを正しく取り付けましょう。 |
フィルター掃除ランプ | 1回 | CL | フィルターおそうじメカ異常 | フィルターやダストボックスが正しくセットされていない可能性があります。自分で対処可能です。取扱説明書を確認し、フィルター、ダストボックスを取り外し、正しくつけなおしてください。 |
お手入れランプ | 1回 | FC | フィルターお掃除メカお知らせ | 「フィルターおそうじメカ運転」の自動運転設定を解除している場合、エアコンの運転積算時間が約50時間を経過すると、運転開始時と停止時に室内機本体に「FC」と表示されます。運転停止時に、リモコン操作から手動で「フィルターおそうじメカ運転」を行ってください。 |
パナソニックエアコンのエラーコード読取方法
パナソニックエアコンの場合、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードをリモコン、または室内機本体の診断コード表示部で読み取ることができます。
お使いのエアコンはどのタイプですか?
1. リモコンに「お知らせ」ボタンがある場合
エアコン本体に向けて、リモコンのお知らせボタンを押してください。“ピピピピ…”と鳴り、リモコンの液晶表示部に診断コードが表示されます。
お知らせボタンを押しても「もう一度」の表示が出たり、エラー表示が出ないときは、正しく送受信できなかった可能性があります。もう一度、エアコン本体に向けてお知らせボタンを押してください。
2. リモコンに「点検」ボタンがある場合
リモコンに点検ボタンがある場合のエラーコードの読み取り方は以下の通りとなります。
【STEP1】室内機のタイマーランプが点滅していることを確認する
エラーコードはエアコンがエラーで止まっている(タイマーランプが点滅している)状態で読み取る必要があります。
タイマーランプ以外のランプ(運転、ナノイーなど)の点滅は故障を示すものではなく、別の機能のお知らせとなっています。
エラーコードの読み取りはタイマーランプが点滅していることが条件となりますので、まずはタイマーランプの状態を確認してみてください。
【STEP2】点検モードを起動する
次に、本体の不具合箇所のお知らせをするエラーコード(H11など3桁の英数字のこと)を読み取っていきます。
「診断ボタン」をボールペンなど先の尖ったものでその診断ボタンを長押しすると故障診断モードが立ち上がり、モコンの液晶表示部に「–」が表示されます。
【STEP3】エラーコードを読み取る
「温度/しつど」または「温度」ボタンをゆっくり繰り返し押すと、診断コードがリモコンに順番に表示されます。
該当の診断コードが表示されたときに、エアコン本体のランプが全て点灯し、“ピピピピ…”と鳴りますので、そのときに表示されている診断コードをご確認ください。
3. リモコンに「お知らせ」や「点検」ボタンがない場合
パナソニックエアコンで、リモコンにお知らせボタンや点検ボタンがない機種の場合、エアコンの前面カバーを開いたところにある液晶にエラーコードが表示されます。
例えば、「H、1、1」と表示された場合、エラーコードは「H11」となります。
エラーコード一覧表
パナソニックエアコンでよくある故障のエラーコードは以下の通りとなります。
エラーコード | 内容・原因 | 対処方法 |
---|---|---|
H00 | 異常なし | – |
H11 | エアコン本体と室外機の通信に不具合 | 点検・修理が必要です |
H14 | エアコン本体のセンサー異常 | 台所や厨房などに設置している場合は、涼しい環境にして様子を見る。設置場所が台所や厨房ではない場合は、本体リセットまたは電源の再投入。 |
H16 | エアコンが運転しているのに少量しか電流が流れていない | 本体リセットまたは電源の再投入 |
H19 | エアコン本体から風を送るファンが回転できなくなっている | 点検・修理が必要です |
H28 | 室外機のセンサー異常 | 本体リセットまたは電源の再投入 |
H50 | 排気(換気)ファンモーター異常 | 本体リセットまたは電源の再投入。「換気」ボタンがある機種の場合は、換気の設定を取り消し、またはリセット。 |
H51 | フィルターそうじノズル、またはブラシそうじブレード動作異常 | エアフィルターを付け直し、本体リセット。フィルターそうじノズルが途中で止まっている時はノズルリセット。 |
H52 | フィルターおそうじ機能の不具合 | エアフィルターを付け直し、本体リセット。エアフィルターが巻き込まれていてつけ直しできない場合は、点検・修理。 |
H56 | ルーバーが正常に動作できない | 上下ルーバーが障害物に当たっている場合は、取り除く。障害物に当たっていない場合は、電源の再投入。 |
H59 | 赤外線センサーの異常 | 電源の再投入 |
H86 | ホコリセンサーの異常 | 電源の再投入 |
H96 | 購入設置時の試運転の際にのみ表示 | 設置または移設直後であれば、冷房または暖房ボタンを押して再度試運転。設置または移設直後でなければ、点検・修理。 |
H97 | 室外機のファンの異常 | 電源の再投入 |
F11 | 冷房・暖房切換の異常 | 電源の再投入 |
F91 | 冷凍サイクルの異常 | 電源の再投入 |
F93 | 圧縮機の回転異常 | 電源の再投入 |
F99 | 異常電流の検知 | 電源の再投入 |
日立エアコンのエラーコード読取方法
日立エアコンの場合、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードは、ランプの点滅回数から読み取ることができます。
エラーコードの一覧表は以下の通りです。
タイマーランプが点滅している場合
タイマーランプが点滅している場合、主にエアコン本体(室内機、または室外機)で異常が発生いることを示しています。具体的なエラー内容は、以下の内容を確認してください。
点滅回数 | 不具合内容 | 処置及び交換部品 |
---|---|---|
1回 | 四方弁(冷暖切替バルブ)の不具合を検知。室外基盤、冷却回路の電磁弁コイル類、サーミスタ(温度検知部品)なども要確認。 | 不良箇所に応じて部品交換(室外基盤、コイル、サーミスタなど)または冷媒回路を修理。 |
2回 | 強制冷房運転中を示す。応急運転ボタンによる電源OFF、または電源抜き挿しによる本体リセットで改善しなければ、室内基盤不良の可能性あり。 | 不良の場合は室内基盤を交換。 |
3回 | 室内外通信の異常。端子台(温度フューズ)、室内基盤、モーター、掃除ユニットなどの不具合の可能性あり。 | ケーブル接続などを確認。不具合内容に応じて端子台、Fケーブル、室内基盤などを交換。 |
4回 | 室外機(室外基盤、圧縮機、室外ファンモーターなど)の不具合の可能性あり。 | 不良箇所に応じて部品交換(室外基盤、コイル、サーミスタなど)または冷媒回路を修理。 |
5回 | 室外基盤(パワーリレー接点溶着など)の不具合、または室内機DCファンモーター異常の可能性あり。 | 室内制御基板を交換。 |
9回 | 室内温度センサー(サーミスタ)、または室内基盤の不具合の可能性あり。 | コネクタ接続確認後、サーミスタ(室温、熱交温度センサー)を交換。 |
10回 | 室内基盤、室内ファンモーターの不具合(回転異常、過電流など)の可能性あり。 | 室内ファンモーターの回転チェックやコネクタ接続確認後、ファンモータを交換。 |
11回 | 室内基盤、またはイオンユニットなどに不具合の可能性あり。 | コネクタ接続確認後、室内基盤やイオンユニットを交換。 |
12回 | 室内外基盤や室内ファンモーターに関する通信関連の不具合の可能性あり。 | Fケーブル確認後、不具合に応じて各種部品を交換または冷媒回路を修理。 |
13回 | 室内基盤に不具合(データ読み取り異常)の可能性あり。 | 室内制御基板を交換。 |
21回 | 室内外基盤に不具合または、他の家電製品による通信障害の可能性あり。 | 動作を邪魔する家電製品を特定し対策。基盤故障の場合は交換修理。 |
除湿ランプ、またはみはりランプが点滅している場合
除湿ランプや見張りランプが点滅している場合、主に室外機で異常が発生いることを示しています。具体的なエラー内容は、以下の内容を確認してください。
タイマーランプ(見張りランプ)点滅回数 | 不具合内容 | 対処法 |
---|---|---|
2回 | 室外基盤またはコンプレッサーに異常(ピーク電流カット)が発生した可能性あり。 | 室外機の風通しをよくする、直射日光を避ける、室内外機のフィルター清掃やエアコンクリーニングを行うことで改善する可能性があります。改善しない場合は、室外基盤またはコンプレッサーの交換が必要となる場合があります。 |
3回 | 室外基盤またはコンプレッサーに異常(低速回転)が発生した可能性あり。 | 室外機の風通しをよくする、直射日光を避ける、室内外機のフィルター清掃やエアコンクリーニングを行うことで改善する可能性があります。改善しない場合は、室外基盤またはコンプレッサーの交換が必要となる場合があります。 |
4回 | 室外基盤またはコンプレッサーに異常(切替失敗)が発生した可能性あり。 | 室外機の風通しをよくする、直射日光を避ける、室内外機のフィルター清掃やエアコンクリーニングを行うことで改善する可能性があります。改善しない場合は、室外基盤またはコンプレッサーの交換が必要となる場合があります。 |
5回 | 室外基盤またはコンプレッサーに異常(過負荷下限カット)が発生した可能性あり。 | 室外機の風通しをよくする、直射日光を避ける、室内外機のフィルター清掃やエアコンクリーニングを行うことで改善する可能性があります。改善しない場合は、室外基盤またはコンプレッサーの交換が必要となる場合があります。 |
6回 | 室外基盤、コンプレッサー、サーミスタに異常(OH温度上昇異常)が発生した可能性あり。 | 室外機の風通しをよくする、直射日光を避けることで改善する可能性があります。改善しない場合は、室外基盤、コンプレッサー、またはサーミスタの交換が必要となる場合があります。 |
7回 | 室外温度センサー(サーミスタ)の不具合の可能性あり。 | 室外温度センサー(サーミスタ)の交換が必要となる場合があります。 |
8回 | 室外基盤またはコンプレッサーに異常(増速不良)が発生した可能性あり。 | 室外機の風通しをよくする、直射日光を避ける、室内外機のフィルター清掃やエアコンクリーニングを行うことで改善する可能性があります。改善しない場合は、室外基盤またはコンプレッサーの交換が必要となる場合があります。 |
9回 | 室外基盤に不具合(通信エラー)の可能性あり。 | 室外基盤の交換が必要となる場合があります。 |
12回 | 室外基盤または室外ファンモーターに不具合(室外ファンロック)の可能性あり。 | 室外ファンモーターの交換や、室外基盤の交換が必要となる場合があります。 |
13回 | 室外基盤に不具合(データ読み取り異常)の可能性あり。 | 室外基盤の交換が必要となる場合があります。 |
14回 | 室外基盤に不具合の可能性あり。 | 室外基盤の交換が必要となる場合があります。 |
15回 | 室外基盤に不具合の可能性あり。 | 室外基盤の交換が必要となる場合があります。 |
東芝エアコンのエラーコード読取方法
東芝エアコンの場合、エアコンが止まってしまった原因を示すエラーコードをリモコン、または室内機のランプ点滅の状態で読み取ることができます。
お使いのエアコンはどのタイプですか?
1.リモコンでエラーコードを読み取る方法
エアコンの運転ランプが点滅している場合、リモコンを使ってエラーコードを読み取ることで、エアコンの具体的な問題点を把握し、適切な対処法を見つけることができます。
エラーコードの読み取り方
- エアコンがエラー状態か確認する:
エアコンを起動し、室内機のランプが点滅していることを確認します。 - 故障診断モードを起動する:
リモコンの「点検」ボタンをボールペンなどの先の尖ったもので長押しし、故障診断モードを起動します。 - エラーコードを切り替える:
リモコンを室内機に向けて、上ボタンを押します。「ピッ」と音が鳴り、リモコンに表示されるエラーコードが切り替わります。 - エラーコードを読み取る:
リモコンをエアコンに向けて、「△」や「▽」ボタンを押してエラーコードを切り替えていきます。「ピピピピピピ・・・」という連続した電子音が鳴るエラーコードが表示されたら、停止します。その時に表示されている英数字が、発生しているエラーのコードです。
エラーコード一覧
エラーコード | 故障内容 |
---|---|
00 | 室内側異常 |
01 | 内外渡り線、信号伝送系異常 |
02 | 室外側異常 |
03 | その他異常 |
04 | 室内外シリアル通信異常 |
05 | 室内→室外信号伝送異常 |
07 | ケースサーモ/温度ヒューズ動作 |
08 | 四方弁異常 |
09 | 他のサイクル系異常 |
0B | 室内溢水検出 |
0C | 室内室温センサ(TA)異常 |
0D | 室内熱交センサ(TC)異常 |
0E | 室内ガスセンサ異常 |
0F | 室内熱交センサ(TCJ)異常 |
10 | 室内200V誤印加 |
11 | 室内ファン異常 |
12 | 他の室内基板異常 |
13 | 室外インバータ異常 |
14 | 室外インバータ過電流保護動作 |
16 | 室外圧縮機位置検出回路異常 |
17 | 室外電流検出回路異常 |
18 | 室外熱交センサ(TE)異常 |
19 | 室外吐出温度センサ(TD)異常 |
1A | 室外ファン異常 |
1B | 室外外気温センサ(TO)異常 |
1b | 室外外気温センサ(TO)異常 |
1C | 他の室外機異常 |
1D | 室外圧縮機ロック異常 |
1d | 室外圧縮機ロック異常 |
1E | 室外吐出温度(TD)異常 |
1F | 室外圧縮機ブレークダウン異常 |
20 | 室外除霜異常/低圧異常 |
21 | 室外高圧保護/高圧スイッチ動作 |
24 | MCU間通信異常 |
25 | 換気ファンモータ不具合 |
33 | VAVユニットシリアル受信異常 |
34 | VAVユニットシリアル受信データ異常 |
35 | VAVユニット高速通信受信異常 |
36 | VAVユニット高速通信受信データ異常 |
37 | 端末リモコン機能設定異常 |
39 | 室内 高速通信受信異常 |
3A | 室内 高速通信受信データ異常 |
3B | 室内 シリアル信号受信異常(対リモコン) |
3C | 室内 シリアル信号受信データ異常(対リモコン) |
3D | センターリモコン機能設定異常 |
3E | 室内 空気清浄機異常 |
C0 | 室外サクション温度センサ異常 |
C1 | 室外熱交温度センサ異常 |
C2A | A室飽和温度センサ異常 |
C3A | A室熱交温度センサ異常 |
C4B | B室飽和温度センサ異常 |
C5B | B室熱交温度センサ異常 |
C6 | ヒートシンクセンサ異常 |
CA | 冷暖温度差異常 |
Cb | 冷暖温度差異常 |
CC | 暖房温度差異常 |
Cd | 冷房温度差異常 |
CE | サイクル組合せ異常/基板設定異常 |
CF | MCU間通信異常 |
2. ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取る方法
東芝エアコンで、リモコンに点検ボタンがない機種の場合、エアコンのランプの点滅パターンやエアコンの動作からエラーコードを読み取ります。
ランプの点滅やエアコンの動作を見ながら読み取りましょう。
エラーコード一覧
運転ランプ | タイマーランプ | 空清ランプ | 症状 | 内容 | 対処法 |
点滅 | 点滅 | – | 室外機が動かない | エアコンの室内機と室外機の通信ができていない異常 | 【室外機の故障】 ・室外基板の故障:室外基板を交換 【室内機の故障】 ・室内基板の故障:室内基板を交換 【その他の故障】 ・電源電圧の誤り(200V機種に100Vを印加している):電源電圧を200Vに修正 ・室内機温度ヒューズの断線:室内機温度ヒューズを交換 ・渡り配線の誤接続/リーク:渡り配線を修正または交換 ・コンプレッサーサーモスタット(コンプサーモ)中継コネクタの接触不良:コンプサーモ中継コネクタを修正または交換 |
点滅 | 点滅 | – | 室外機が運転しない | エアコンの室内機と室外機の通信ができていない異常 | ・室外基板の故障:室外基板を交換 ・室内基板の故障:室内基板を交換 |
点滅 | 点滅 | 点滅 | 運転途中で室外機が停止 | 運転中に室外機との通信が途絶える異常 | 【リターンシリアル信号回路の故障】 ・渡り線の配線不十分:渡り線の配線を確認し、必要に応じて修正または交換 ・ガス不足によるコンプサーモ動作:ガス漏れ箇所を特定し修理、ガス補充 ・SLコネクタの温度ヒューズ溶断:SLコネクタの温度ヒューズを交換 【その他】 ・室外基板の故障:室外基板を交換 ・ガスリーク:ガス漏れ箇所を特定し修理、ガス補充 ・サイクル詰まり:詰まり箇所を特定し修理 |
– | – | – | – | エアコンの冷房と暖房が逆転してしまう異常 | ・四方弁の不良:四方弁を交換 |
– | – | – | 冷房時に室外機が動かない、室内ファンは回る(天カセタイプのみ) | エアコンのドレン排水に異常があり、水が溢れそうになっている状態 | ・ドレンポンプの故障:ドレンポンプを交換 ・ドレン詰まり:ドレンホースやドレンパンの詰まりを除去・清掃 ・フロートスイッチの誤作動:フロートスイッチを交換 |
点滅(高速) | – | – | 運転継続 | エアコンが室温を正しく検知できていない異常 | 【室温センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・室温センサーを確認し、異常があればセンサーを交換します。 【室内メイン基板の故障】 ・室温センサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換します。 |
点滅(高速) | – | – | 運転継続 | エアコンが室温を正しく検知できていない異常 | 【室温センサーの故障】 ・ショート、断線、またはマイグレーション(プリント基板上の金属が移動し、ショートを引き起こす現象)が発生している可能性があります。 ・室温センサーを確認し、異常があればセンサーを交換します。 【室内メイン基板の故障】 ・室温センサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換します。 |
– | – | – | – | エアコンの明るさセンサーまたはニオイセンサーが正常に機能していない、またはそれらのセンサーからの信号を受け取る基板に不具合がある異常 | 【明るさセンサーまたはニオイセンサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・センサー搭載基板を交換する必要があります。 【受光基板組立または表示基板組立の不具合】 ・センサーからの信号を受け取る基板が故障している可能性があります。 ・受光基板組立または表示基板組立を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンの温度センサーまたは基板に何らかの異常が発生している状態 | 【サブクール熱交換器センサーの故障】 ・ショート、断線、またはマイグレーションが発生している可能性があります。 ・センサーを交換する必要があります。 【ツイン輻射センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・ツイン輻射センサーを交換する必要があります。 【室内メイン基板の故障】 ・上記のセンサーが正常な場合は、室内メイン基板の故障が考えられます。 ・室内メイン基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止でリモコン受付ない | 100V用のエアコンに誤って200Vの電圧が供給されている異常 | 電源電圧を100Vに変更する |
点滅(高速) | – | – | ファン回らない、または5秒ぐらい回るが停止する | エアコンの室内ファンが回らない、またはすぐに停止する異常 | 【室内ファンの故障】 ・室内ファンがロックしている、またはファンモーターの巻線が断線している可能性があります。 ・室内ファンモーターを交換する必要があります。 【室内メイン基板の故障】 ・室内ファンモーターが正常に動作する場合は、室内メイン基板が故障している可能性があります。 ・室内メイン基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止 | エアコンの室内機を制御する基板(室内メイン基板)が故障している異常 | 室内メイン基板の交換 |
– | – | – | – | エアコンが冷えない/暖まらない異常 | 【ガス漏れ】 ・冷媒ガスが漏れているため、エアコンが冷えない/暖まらない状態です。 ・ガス漏れ箇所を特定し、修理した後にガスを補充する必要があります。 【パックドバルブが閉じたまま】 ・パックドバルブが閉じた状態では冷媒ガスが循環しないため、エアコンが冷えない/暖まらない状態になります。 ・パックドバルブを開ける必要があります。 【他のエラーと同時発生】 ・別のエラーが原因でこの症状が出ている可能性もあります。 ・他のエラーを先に解決する必要があります。 |
点滅 | – | 点滅 | 室外機通電されると一瞬ファンが動き、停止する。これを2分30秒間で3~4回、トライ後エラー発生する | 室外機の電気回路に過剰な電流が流れて、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 室外基板の交換 |
点滅(高速) | – | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)内部の電気回路がショートしている異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の巻線がショートしているため、交換が必要です。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障してコンプレッサーに異常な電流を流している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 運転中にコンプ回転数が徐々に下がり最小回転数まで下がり停止 | エアコンの室外機にある電流を監視する回路が正常に動作していない異常 | 【室外基板の故障】 ・電流検出回路が搭載されている室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【三相機種の場合の相の入れ替え】 ・三相電源を使用するエアコンの場合、電源の相(R相、S相、T相)の接続が誤っている可能性があります。 ・電源の相の接続を入れ替える必要があります。(電気工事士の資格が必要です) |
点滅(高速) | – | – | 暖房時、センサ異常があった時全停止 | エアコンの室外機にある吐出温度センサーが正常に機能していない異常 | 【室外熱交換器センサーまたは吸込みセンサーの故障】 ・センサーが外れている、断線している、またはショートしている可能性があります。 ・故障しているセンサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・上記のセンサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | – | – | – | エアコンの室外機にある吐出温度センサーが正常に機能していない異常 | 【吐出温度センサーの交換】 ・吐出温度センサーが断線・ショートしている場合は、センサーを交換する必要があります。 【室外基板の交換】 ・吐出温度センサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 異常が確定した時点で全停止 | エアコンの室外機のファンモーターに過剰な電流が流れ、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 【室外ファンモーターの故障】 ・ファンモーターのベアリングが劣化して固着していたり、コイルが焼損している可能性があります。 ・室外ファンモーターを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、ファンモーターに過剰な電流を流している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンの室外機にある熱交換器の温度センサーが正常に機能していない異常 | 【室外熱交換器センサーの交換】 ・室外熱交換器センサーが外れている、断線・ショートしている場合は、センサーを交換する必要があります。 【室外基板の交換】 ・Teセンサーが正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | – | – | リモコンのボタンを押して運転ON後、異常が確定した時点で全停止 | エアコンの室外機にあるコンプレッサーを動かすための回路に異常がある | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー自体が故障している可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な信号を送れていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【電源電圧の低下】 ・電源電圧が低下していると、コンプレッサーが正常に動作しない場合があります。 ・電源電圧を測定し、定格±10%以内に収まっているか確認する必要があります。もし電圧が低い場合は、電力会社に相談するか、電気工事士にブレーカーの容量アップなどを依頼する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)が固着して動かなくなっている異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の部品が焼き付いたり、固着したりして動かなくなっている可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な電圧を供給できていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機から出ていく冷媒ガスの温度(吐出温度)が異常に高くなり、安全装置が作動して運転を停止した異常 | 【冷凍サイクルの詰まり】 ・冷媒ガスの循環経路が詰まっていると、圧縮機に負担がかかり、吐出温度が上昇します。 ・詰まり箇所を特定し、修理する必要があります。 【ガス不足】 ・冷媒ガスが不足すると、圧縮機が空回り状態になり、吐出温度が上昇します。 ・ガス漏れ箇所を特定し、修理した後にガスを補充する必要があります。 【電子膨張弁の不具合】 ・電子膨張弁が正常に動作していないと、冷媒流量が適切に制御できず、吐出温度が上昇する可能性があります。 ・電子膨張弁を交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、誤った信号を送り、吐出温度が上昇している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【室外熱交換器センサーの故障または取り付け不良】 ・室外熱交換器センサーが故障していたり、取り付け位置がずれていると、吐出温度を正しく検知できず、誤って高温と判断される可能性があります。 ・室外熱交換器センサーを交換するか、取り付け位置を修正する必要があります。 |
点滅 | 点滅 | – | – | エアコンの室外機にあるコンプレッサー(圧縮機)が故障した異常 | 【コンプレッサーの故障】 ・コンプレッサー内部の部品が焼き付いたり、固着したりして完全に動かなくなっている可能性があります。 ・コンプレッサーを交換する必要があります。 【室外基板の故障】 ・室外基板が故障して、コンプレッサーに正常な電圧を供給できていない可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 【電源電圧の異常】 ・電源電圧が低すぎたり高すぎたりすると、コンプレッサーが故障する可能性があります。 ・電源電圧を測定し、正常な範囲内であるか確認する必要があります。 ・異常がある場合は、電力会社に相談するか、電気工事士にブレーカーの容量アップなどを依頼する必要があります。 【冷凍サイクルの過負荷】 ・冷媒ガスの不足や詰まり、室外機の汚れなどにより、コンプレッサーに過剰な負荷がかかり、故障した可能性があります。 ・原因を特定し、修理する必要があります。(ガス補充、詰まり除去、清掃など) |
点滅(高速) | 点滅(高速) | – | 全停止 | エアコンの冷媒サイクル内の気液分離用二方弁が正常に動作していない、または関連部品に異常がある状態 | 【気液分離用二方弁の交換】 ・気液分離用二方弁が故障している場合は、弁を交換する必要があります。 【室内熱交換器センサーの取り付け直し】 ・室内熱交換器センサーがホルダーから外れている場合は、センサーを正しく取り付け直す必要があります。 【室外基板の交換】 ・上記の2つの部品が正常な場合は、室外基板が故障している可能性があります。 ・室外基板を交換する必要があります。 |
点滅(高速) | – | – | 全停止でリモコン受付しない(運転開始後1分後) | エアコンの室内機内の基板同士の通信に問題がある異常 | ・室内電源基板の交換 ・室内制御基板の交換 |
点滅(高速) | – | – | – | エアコンの換気ファンモーターが固着して動かない異常 | 【換気ファンモーターの故障】 ・換気ファンモーターのベアリングが劣化して固着していたり、コイルが焼損している可能性があります。 ・換気ファンモーターを交換する必要があります。 【室内基板の故障】 ・換気ファンモーターが正常に動作する場合は、室内基板が故障している可能性があります。 ・室内基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンのホコリセンサーか、人感センサーが正常に動作していない異常 | 【ホコリセンサーまたは人感センサーの故障】 ・ショートまたは断線している可能性があります。 ・ホコリセンサーを交換する必要があります。 【表示基板の故障】 ・センサーからの信号を受け取る表示基板が故障している可能性があります。 ・表示基板を交換する必要があります。 |
– | – | – | – | エアコンのピコイオン発生ユニット内のペルチェ素子という部品の絶縁が壊れている異常 | ピコイオンユニット組立を交換する |
– | – | – | – | エアコンのお天気サーチセンサーが正常に機能していない、またはセンサーからの信号を受け取る基板に不具合がある異常 | 受光基板組立を交換する |
富士通エアコンのエラーコードの読み取り方
富士通のエアコンはエアコン本体に表示される数字や、ランプの点滅状態からエラーコードを読み取ることができます。
1. エアコンに表示の数字から読み取る方法
エアコンに数字が表示されている場合は、その数字がエラーコードを表しています。
例えば、エアコンに「82」と表示されている場合、その数字の十の位は運転ランプの点滅回数(8回)を、一の位はタイマーランプの点滅回数(2回)を表しています。
2. エアコンのランプ点滅から読み取る方法
富士通のエアコンは、ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取ります。
例えば、「◯、◯、◯、◯、◯、ー・・・」(◯;点灯、ー;消灯)の場合、点滅回数は5回となります。
エラーコード一覧
運転ランプ | タイマーランプ | エラー内容 | 主な原因 |
---|---|---|---|
消灯 | 2~5回点滅 | 室内-室外間の通信異常 | 室外基板・室内基板の故障 接続配線の接続不具合 |
消灯 | 6~8回点滅 | 室内電気部品異常 | 室内電気部品・室内基板の故障 |
2回点滅 | 2~3回点滅 | 室内センサー異常 | 室内センサー・室内基板の故障 |
6回点滅 | 消灯 | 室内電気部品異常 | 室内電気部品・室内基板の故障 |
3回点滅 | 2~4回点滅 | 室外センサー異常 | 室外センサー・室外基板の故障 |
4回点滅 | 2~8回点滅 | 室内電気部品異常 | 室内電気部品・室内基板の故障 |
5回点滅 | 2~7回点滅 | 室外電気部品異常 | 室外電気部品・室外基板の故障 |
6回点滅 | 消灯 | 室外ファンモータ異常 | 室外ファンモータ・室外基板の故障 |
6回点滅 | 2~3回点滅 | 室内ファンモータ異常 | 室内ファンモータ・室内基板の故障 |
4~5回点滅 | 消灯 | サイドファン異常 | サイドファンモータ・室内基板の故障 |
7回点滅 | 2~4回点滅 | ガス/熱交換器関係異常 | ガス不足 冷凍サイクル部品・室外電気部品の故障 |
8回点滅 | 2~6回点滅 | 室外電気部品異常 | 室外電気部品・室外基板の故障 |
シャープエアコンのエラーコードの読み取り方
シャープのエアコンはエアコン本体に表示される数字、ランプの点滅状態、リモコンからエラーコードを読み取ることができます。
1. エアコンに表示の英数字から読み取る場合
エアコンに英数字が表示されている場合は、その数字がエラーコードを表しています。
エラーコード一覧
エラーコード | 不具合内容 | チェック項目 |
---|---|---|
EU、 F6、E8 | エアコンに過度の負担がかからないように制御しているときの表示 | ・フィルターが目詰まりしていませんか? ・室内機や室外機の吹出口、吸込口をふさいでいたり、室外機のアルミフィンに木の葉、紙、ペットの毛などが詰まっていませんか? |
FH、 F8 | エアコンに過度の負担がかからないように制御しているときの表示 | |
F9 | エアコンに過度の負担がかからないように制御しているときの表示 | |
H5、H7、P5、P7、U1 | 本体に故障が発生している可能性があります。 | ・フィルターが目詰まりしていませんか? ・室内機や室外機の吹出口、吸込口をふさいでいたり、室外機のアルミフィンに木の葉、紙、ペットの毛などが詰まっていませんか? |
2. ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取る場合
シャープのエアコンは、ランプの点滅パターンからエラーコードを読み取ります。
例えば、電源ランプが5回目に一度だけ点滅し、(プラズマ)クラスタランプは4回目に一度だけ点滅している場合、以下のような表示となります。
電 源;ーーーー*
クラスタ;ーーー*ー
エラーコード一覧
室内機ランプ 点滅パターン (ー;消灯、*;点灯) | エラー内容 (チェック場所) |
電 源;ーーーー* クラスタ;ーーーーー | 熱交サーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーーーー* クラスタ;ーーーー* | 外気温サーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーーーー* クラスタ;ーーー*ー | サクションサーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーーーー* クラスタ;ーーー** | 二方弁サーミスタショート異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーーーー* クラスタ;ーー*ーー | ヒートシンクサーミスタショート異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーーーー* クラスタ;ーーーーー | 圧縮機高温異常 (室外サーミスタ、冷媒ガス漏れ) |
電 源;ーーー*ー クラスタ;ーーーー* | 圧縮機吐出過熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
電 源;ーーー*ー クラスタ;ーーー*ー | 室外熱交加熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
電 源;ーーー*ー クラスタ;ーーー** | 室内熱交過熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
電 源;ーーー*ー クラスタ;ーー*ーー | 二方弁凍結一時停止 (機器保護のために一時停止) |
電 源;ーーー*ー クラスタ;ーー*ー* | ヒートシンク高温異常 (室外機基盤) |
電 源;ーーー** クラスタ;ーーーーー | 除湿運転一時停止 (機器保護のために一時停止) |
電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーーーー | 熱交サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーーー* | 外気温サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーー*ー | サクションサーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーー*ー* クラスタ;ーーー** | 二方弁サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーー*ー* クラスタ;ーー*ーー | 吐出サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
電 源;ーー*ー* クラスタ;ーー*ー* | ヒートシンクサーミスタオープン異常 (室外基盤) |
電 源;ーー**ー クラスタ;ーーーーー | 室外DC過電流異常 (室外基盤) |
電 源;ーー**ー クラスタ;ーーーー* | IPMポート異常 (室外基盤) |
電 源;ーー*** クラスタ;ーーーーー | 室外AC過電流異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
電 源;ーー*** クラスタ;ーーーー* | オフ時AC過電流異常 (室外基盤) |
電 源;ーー*** クラスタ;ーーー*ー | AC最大電流異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
電 源;ーー*** クラスタ;ーーー** | AC電流不足異常 (室外基盤) |
電 源;ー*ーー* クラスタ;ーーーーー | 四方弁異常 (室外基盤、四方弁) |
電 源;ー*ーー* クラスタ;ーーー** | 圧縮機トルク制御異常 (四方弁、ガス漏れ) |
電 源;ー*ーー* クラスタ;ーー*ーー | ガスリークエラー (ガス漏れ) |
電 源;ー*ー*ー クラスタ;ーーーーー | 室外ハードエラー (室外基盤) |
電 源;ー*ー*ー クラスタ;ーーーー* | 室外データエラー (室外基盤) |
電 源;ー*ー*ー クラスタ;ーーー*ー | 室外内部データエラー (室外基盤) |
電 源;ー*ー** クラスタ;ーーーーー | DCファン回転異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
電 源;ー*ー** クラスタ;ーーーー* | モーター駆動IC異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
電 源;ー*ー** クラスタ;ーーー*ー | モーターロック異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
電 源;ー*ー** クラスタ;ーーー** | 起動前逆回転検知 (強風時回路保護) |
電 源;ー*ー** クラスタ;ーー*ーー | 電流検知回路異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
電 源;ー*ー** クラスタ;ーー*ー* | コネクタはずれ検知 (室外ファンモーター、室外基盤) |
電 源;ー**ーー クラスタ;ーーーーー | 室外端子板温度ヒューズ異常 (室外端子板) |
電 源;ー**ー* クラスタ;ーーーーー | 圧縮機起動異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
電 源;ー**ー* クラスタ;ーーーー* | 圧縮機回転異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
電 源;ー**ー* クラスタ;ーーー*ー | 圧縮機回転異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
電 源;ー**ー* クラスタ;ーーー** | 室外インバーター回路異常 (室外基盤) |
電 源;ー***ー クラスタ;ーーーーー | 室外PAM過電圧異常 (室外基盤) |
電 源;ー***ー クラスタ;ーーーー* | 室外PAMクロック (室外基盤) |
電 源;ー***ー クラスタ;ーーー*ー | 室外PAM過小電圧異常 (室外基盤) |
電 源;ー***ー クラスタ;ーー*ーー | PFCモジュール異常 (室外基盤) |
電 源;*ーーー* クラスタ;ーーーーー | シリアルオープン (室内基盤、室外基盤) |
電 源;*ーー*ー クラスタ;ーーーーー | シリアルショート (室内基盤、室外基盤) |
電 源;*ーー*ー クラスタ;ーーーー* | シリアル誤配線 (室内基盤、室外基盤) |
電 源;*ーー** クラスタ;ーーーーー | 室内ファン異常 (室内ファンモーター) |
電 源;*ー*ーー クラスタ;ーーーーー | 室内データ異常 (室内基盤) |
電 源;*ー*ーー クラスタ;ーーーー* | 室内電源クロック不良 (室内基盤) |
電 源;**ー*ー クラスタ;ーーーー* | 室温サーミスタ異常 (室温サーミスタ、室内基盤) |
電 源;**ー*ー クラスタ;ーーー*ー | 熱交サーミスタ異常 (熱交サーミスタ、室内基盤) |
電 源;***ーー クラスタ;ーーーーー | お掃除機能運転異常 (オートクリーナー、お掃除フィルター) |
電 源;***ーー クラスタ;ーーーー* | お掃除動作中異常 (オートクリーナー、お掃除フィルター) |
電 源;***ー* クラスタ;ーーーーー | パネル「開」異常 (パネル、リミットスイッチ) |
電 源;***ー* クラスタ;ーーーー* | パネル「閉」異常 (パネル、リミットスイッチ) |
電 源;***** クラスタ;ーーーーー | 通信エラー (室内基盤) |
3. リモコンでエラーコードを読み取る場合
シャープ製の比較的新しい機種(液晶画面が大きいタイプのものなど)は、リモコンでエラーコードを読み取る事ができます。
具体的な操作方法は以下の通りです。
- リモコンの蓋を開き、「確認ボタン」、または「お知らせボタン」を押す
- 「▲」または「▼」を押し、「温度・湿度」を選択する
- リモコンをエアコンに向けた状態で「決定」を押す
(受信中の約3秒間はリモコンをエアコンに向けたままにしておく) - リモコン表示部に「○-○」というエラーコードが表示される
機種によってはリモコン読み取りができないものもありますので、その場合は「ランプの点滅からエラーコードを読み取る」をご覧ください。
エラーコード一覧
エラーコード (リモコン表示) | エラー内容 (チェック場所) |
1-0 | 熱交サーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-1 | 外気温サーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-2 | サクションサーミスタ異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-3 | 二方弁サーミスタショート異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
1-4 | ヒートシンクサーミスタショート異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
2-0 | 圧縮機高温異常 (室外サーミスタ、冷媒ガス漏れ) |
2-1 | 圧縮機吐出過熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-2 | 室外熱交加熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-3 | 室内熱交過熱一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-4 | 二方弁凍結一時停止 (機器保護のために一時停止) |
2-5 | ヒートシンク高温異常 (室外機基盤) |
3-0 | 除湿運転一時停止 (機器保護のために一時停止) |
5-0 | 熱交サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-1 | 外気温サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-2 | サクションサーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-3 | 二方弁サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-4 | 吐出サーミスタオープン異常 (室外サーミスタ、室外基盤) |
5-5 | ヒートシンクサーミスタオープン異常 (室外基盤) |
6-0 | 室外DC過電流異常 (室外基盤) |
6-1 | IPMポート異常 (室外基盤) |
7-0 | 室外AC過電流異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
7-1 | オフ時AC過電流異常 (室外基盤) |
7-2 | AC最大電流異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
7-3 | AC電流不足異常 (室外基盤) |
9-0 | 四方弁異常 (室外基盤、四方弁) |
9-3 | 圧縮機トルク制御異常 (四方弁、ガス漏れ) |
9-4 | ガスリークエラー (ガス漏れ) |
10-0 | 室外ハードエラー (室外基盤) |
10-1 | 室外データエラー (室外基盤) |
10-2 | 室外内部データエラー (室外基盤) |
11-0 | DCファン回転異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-1 | モーター駆動IC異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-2 | モーターロック異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-3 | 起動前逆回転検知 (強風時回路保護) |
11-4 | 電流検知回路異常 (室外ファンモーター、室外基盤) |
11-5 | コネクタはずれ検知 (室外ファンモーター、室外基盤) |
12-0 | 室外端子板温度ヒューズ異常 (室外端子板) |
13-0 | 圧縮機起動異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
13-1 | 圧縮機回転異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
13-2 | 圧縮機回転異常 (コンプレッサー、室外基盤) |
13-3 | 室外インバーター回路異常 (室外基盤) |
14-0 | 室外PAM過電圧異常 (室外基盤) |
14-1 | 室外PAMクロック (室外基盤) |
14-2 | 室外PAM過小電圧異常 (室外基盤) |
14-4 | PFCモジュール異常 (室外基盤) |
17-0 | シリアルオープン (室内基盤、室外基盤) |
18-0 | シリアルショート (室内基盤、室外基盤) |
18-1 | シリアル誤配線 (室内基盤、室外基盤) |
19-0 | 室内ファン異常 (室内ファンモーター) |
20-0 | 室内データ異常 (室内基盤) |
25-1 | 室内電源クロック不良 (室内基盤) |
26-1 | 室温サーミスタ異常 (室温サーミスタ、室内基盤) |
26-2 | 熱交サーミスタ異常 (熱交サーミスタ、室内基盤) |
28-0 | お掃除機能運転異常 (オートクリーナー、お掃除フィルター) |
28-1 | お掃除動作中異常 (オートクリーナー、お掃除フィルター) |
29-0 | パネル「開」異常 (パネル、リミットスイッチ) |
29-1 | パネル「閉」異常 (パネル、リミットスイッチ) |
31-0 | 通信エラー (室内基盤) |
上記以外のエラーコードが表示された場合は、直接メーカーに問い合わせましょう。
スマート診断ナビ(使用年数や設置状況などを入力するだけで、簡単に診断できます)で、エアコンが修理できるかチェックしてみよう!
エアコン修理の依頼方法と費用相場
ここまで紹介した方法を試してもエアコンが動かない場合は、故障の可能性が高いでしょう。 その場合は、無理に自分で修理しようとせず、専門業者に依頼することをおすすめします。
- 保証期間内であれば:
保証期間内であれば、購入した販売店に連絡し、修理を依頼しましょう。保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性があります。
- 保証期間外であれば:
保証期間外の場合は、メーカーサポートに連絡し、修理を依頼しましょう。その際、エアコンの型番やランプの点滅状況、エラーコードなどを伝えると、スムーズに修理が進みます。
メーカーサポートに連絡する際は、あらかじめエラーコードを調べておくと、おおよその修理費用が分かります。
エラーコードは、エアコンの故障箇所を特定するための重要な情報です。
電話口でエラーコードを伝えることで、修理費用や修理期間の見積もりをスムーズに行うことができます。
プロが教える!エアコン点滅のQ&A
- Qエアコンのランプが点滅しているけど、故障ではない場合もあるのですか?
- A
はい、その通りです。ランプの点滅は、故障ではなくお手入れ時期をお知らせするサインや一時的なエラーであることが多いです。
taichanランプが点滅している場合は、まず取扱説明書を確認し、エアコンのリセットや必要なメンテナンスを行いましょう。
- Qエアコンが全く動かない場合は、どうすればいいですか?
- A
まずは、電源プラグを抜き差ししてみましょう。それでも改善しない場合は、取扱説明書を読み、エアコンフィルターの掃除や室外機の吹出口や吸い込み口がふさがっていないか確認してください。それでも動かない場合は、故障の可能性が高いので、修理を依頼しましょう。
taichanエアコンが全く動かない場合でも、慌てずにできることから試してみましょう。
まとめ
エアコンのランプ点滅は、故障のサインとは限りません。フィルター掃除やお手入れ時期をお知らせするサインの場合もあります。この記事では、ランプ点滅の様々なパターン、その原因と対処法、そして故障かな?と思った時の確認事項をまとめました。
自分でできる対処法としては、電源プラグの抜き差し、フィルターやダストボックスの掃除、室外機の確認、取扱説明書の確認があります。エラーコードを読み取ることができれば、エアコンのトラブル原因を簡単に特定し、解決策を見つけることができます。
これらの情報をもとに、エアコンのトラブル解決にお役立てください。
もし、自分で解決しない場合は、販売店やメーカーの修理窓口、エアコン修理業者などに相談してみましょう。
【メーカーサポートの連絡先一覧】
エアコンのプロが答える!お悩み相談室【ランプ点滅】- 無料相談事例公開 –
エアコン、もしかして故障…? そんな時は焦らずこの【5ステップ】!
~故障原因・修理可否を解説~
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか? 慌てずに、これからご説明する5つのステップに従って、一つずつ問題を解決していきましょう。
大手電機メーカーで培った知識と15年以上の経験を持つ、エアコンの故障診断のエキスパート、taichanが、あなたのエアコンのトラブル解決をサポートします。
ステップ1:状況確認 - どんな症状が出ているか把握しよう!
まずは、エアコンが完全に故障しているのか、それとも一時的な不具合なのかを確認しましょう。
具体的な症状を把握することが重要です。「冷えない」「異音がする」「水漏れする」「ランプが点滅している」など、どのような症状が出ているかを具体的に確認しましょう。
エアコンの型番や購入時期、保証期間なども確認しておくと、後のステップで役立ちます。 修理費用の概算額を把握するために、メーカーのお客様サポートに問い合わせてみましょう。
【メーカー別】お客様サポートの連絡先一覧
(↑クリックすると、主要メーカーのサポート窓口連絡先と修理費用相場、故障時の対処法などをまとめたページが開きます)
メーカーのサポート窓口に連絡し、症状を伝えてみましょう。
電話口でおおよその修理費用を教えてもらうことができる場合があります。
なお、ご自身のエアコンの不具合状況を詳しく知りたい方は、こちらの診断ツールを使ってみましょう。
>>エアコンの不具合状況を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの不具合状況を診断できるページが開きます)
ステップ2:修理できる?できない?
エアコンの症状を把握したら、次は修理が可能かどうかを判断しましょう。
- 自分で判断できない場合は、専門家に相談!
エアコンの内部構造は複雑で、素人判断は危険です。メーカーのサポート窓口や信頼できる修理業者に相談し、正確な診断を仰ぎましょう。 - 修理不可の場合も…
エアコン本体の劣化や部品の供給終了など、修理ができないこともあります。また、修理費用が高額となる故障(コンプレッサーの故障など)の場合も、買い替えを検討する必要があります。
スマート診断ナビを使えば、使用年数や設置状況などから修理の可否を診断することができます。
エアコンが修理できるかどうか診断できるツールはこちら
>>エアコンの修理可否を診断する(スマート診断ナビ)
(↑クリックすると、エアコンの修理可否を診断できるページが開きます)
ステップ3:業者選びのポイント! 優良業者を見つけるコツ
修理または買い替えと決めたら、次はどの業者に依頼するか?が重要になります。
修理または買い替えを依頼する業者を選びましょう。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。それぞれの業者の特徴を理解した上で、実際に見積もりを取り、費用やサービス内容を比較しながら検討していきましょう。
修理業者を比較する
>>修理業者を比較する
(↑クリックすると、修理業者を比較できるページが開きます)
エアコン修理の流れはこちら
>>エアコン修理の流れを確認する
(↑クリックすると、エアコン修理の流れを確認できるページが開きます)
最適なエアコン選びのポイントをチェック!
>>最適なエアコン選びのポイントをチェック!
(↑クリックすると、最適なエアコン選びのポイントを確認できるページが開きます)
ステップ4:アフターサービス - 保証とメンテナンス
業者を決めたら、アフターサービスについても確認しておきましょう。
修理や買い替え後の保証期間やメンテナンスサービスの内容などを事前に確認しておくことで、安心してエアコンを使用することができます。
延長保証サービスの内容はこちら
>>延長保証サービスの内容を見る
(↑クリックすると、延長保証サービスの内容を確認できるページが開きます)
ステップ5:予防対策 - エアコンを長持ちさせるコツ
最後に、エアコンを長く快適に使うための予防対策について解説します。
エアコンの故障を予防するためには、定期的な清掃やメンテナンスが重要です。 フィルターの掃除や室外機周りの掃除などをこまめに行いましょう。清潔な状態に保ち、エアコンにかかる負担を軽減することで、エアコンの寿命を伸ばすことができます。
自分でできるエアコンメンテナンス方法はこちら
>>自分でできるエアコンメンテナンス方法
(↑クリックすると、自分でできるエアコンメンテナンス方法を確認できるページが開きます)
最後に、エアコンのプロとして、一つだけアドバイスさせてください。
エアコンの調子が悪い時は、誰でも不安になるものです。 この記事で紹介した5つのステップを参考に、落ち着いて行動すれば、きっと快適な生活を取り戻せます。
約10年に一度訪れるエアコンの買い替えは、住環境を改善するチャンスでもあります。 日頃からどのような空気環境を作りたいかを考えておくことも大切です。
いざという時は、信頼できる業者に相談しましょう。 そして、困ったことがあれば、いつでもtaichanにご相談ください。
>>無料相談はこちら