ダイキンのエアコンから「A3」というエラーコードが表示されたら、どうすればよいのでしょうか?
この記事では、エラーコードA3の原因や対処法、修理費用、そして予防策まで詳しく解説します。
この記事で学べることはこちら!
- ダイキンエラーコードA3とは?水が溜まりすぎると表示されるエラー
- 【原因別】エラーコードA3の対処法
- ドレンパンの水を抜く応急的エラー解消法
- 修理の問い合わせ先
- エラーコードA3の修理費用
- エラーコードA3の予防策
- プロが教える!ダイキンA3エラーに関するQ&A
すぐに試せる対処法から専門家への相談のタイミングまで、プロの視点で詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事の監修者「taichan」
エアコンの困った解決!15年以上の実績を持つ空調のプロ「taichan」があなたの快適な暮らしをサポートします。大学院でヒートポンプの研究を行い、特許も複数取得。大手電機メーカー勤務後はエアコン取付修理の実務経験も積んでいます。エアコン選び、使い方、故障・トラブル、クリーニング、省エネまで、どんなお悩みにもお答えします。【保有資格】電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など
ダイキンエアコン エラーコードA3とは?水が溜まりすぎると表示されるエラー
ダイキンのエアコンのエラーコード「A3」は、主に室内機のドレンパン内の水位が上昇しすぎたことを示します。
エアコン内部にはドレンパンと呼ばれる排水タンクがあり、ここに水が溜まりすぎるとA3エラーが表示されます。
このエラーは、冷房運転中や暖房運転中など、エアコンの使用中に発生する可能性があります。
【原因別】ダイキンエアコン エラーコードA3の対処法
エラーコード「A3」が表示される原因は以下の通りです。
- ドレンパン内の汚れや詰まり:
ドレンパンにゴミやホコリが溜まると、排水がうまくいかなくなり、水が溢れてしまいます。 - ドレン排水管の詰まり:
ドレンパンから排出される水が流れるドレン排水管が詰まると、水が逆流してドレンパンに溜まってしまいます。 - ドレンポンプの故障:
ドレンポンプはドレンパンに溜まった水を排出する役割がありますが、これが故障すると水が溜まりすぎてしまいます。 - フロートスイッチの故障:
フロートスイッチは、ドレンパンの水位を検知し、一定以上になるとエアコンを停止させる安全装置です。これが故障すると、A3エラーが発生する可能性があります。 - プリント基板の故障:
エアコンの制御を行うプリント基板が故障すると、様々なエラーが発生する可能性があります。 - 電圧不足:
エアコンに十分な電圧が供給されていない場合、A3エラーが発生することがあります。
A3エラーの原因は様々ですが、最も多いのはドレンパンの汚れや詰まりです。エアコンを長期間使用していると、ホコリやカビなどが溜まりやすく、排水不良の原因となります。
【自分でできる!】エラーコードA3の対処法
エラーコード「A3」が表示された場合、以下の方法でエアコンをリセットしてみてください。
- エアコンの運転を停止し、電源ブレーカーを落とす
- 1分後、もう一度電源を入れ、運転してみる
ちょっとしたことが原因の場合、リセット操作でエラーが解消する場合があります。
すぐにでも復旧させたい場合の応急的エラー解消法
上記の方法でエラーが解消されない場合は、応急処置としてドレンパンに溜まった水を抜くことで、エアコンが復旧する場合があります。
ドレンパンの水を抜く
- エアコンの運転を停止し、電源プラグを抜きます。感電防止のため必ず電源を切って、ブレーカーを落としてください。
- 多くのエアコンの場合、ドレンパンには黒いゴムキャップのような排水口があります。 エアコンのカバーを開けて、白いタンクのような装置を探し、黒いゴムキャップを確認してください。
- キャップを外す前に、バケツなどを下に用意します。A3エラーが出ている場合は、キャップを外すと2~3リットル近く水が溢れ出すことがあるので注意が必要です。
- ゴムキャップを外し、中の水をバケツなどに排水します。
- 排水が終わったら、キャップをしっかりと閉め、エアコンの電源を入れ直します。
ドレンパンの水を抜くことはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。排水に関わるドレンポンプの修理などが必要な場合があるので、早めに修理を依頼するようにしましょう。
ドレンパンの水を抜くことはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。排水に関わるドレンポンプの修理などが必要な場合があるので、早めに修理を依頼するようにしましょう。ソースと関連コンテンツ
修理の問い合わせ先
A3エラーが解消されない場合や、ご自身での対処に不安がある場合は、専門の業者に修理を依頼しましょう。
ダイキンコンタクトセンター
購入された販売店に連絡するか、ダイキンのコンタクトセンターにご連絡ください。
ダイキンコンタクトセンター
- 電話:0120-88-1081
- FAX:0120-07-0881
- 受付時間:24時間(年中無休)
- WEB修理受付:https://www.daikincc.com/acceptnew/ippantop.php
エアコンの型番やエラーコードを伝えると、スムーズに相談できます。
エアコン修理業者
お近くのエアコン修理業者に依頼することも可能です。インターネットや電話帳で検索し、実績や評判などを参考に業者を選びましょう。
修理業者を選ぶ際は、見積もりを複数社から取り、料金やサービス内容を比較検討することをおすすめします。また、修理保証の有無も確認しておくと安心です。
A3エラーを放置するとどうなる?
A3エラーはエアコン内部に水が溜まっている状態です。放置すると、以下のような悪影響を及ぼす可能性があります。
- 水漏れ:
ドレンパンから水が溢れ出し、床や壁を濡らしてしまいます。最悪の場合、階下にまで水が漏れてしまうことも。 - カビの発生:
エアコン内部に湿気が溜まり、カビが繁殖しやすくなります。カビは悪臭やアレルギーの原因となるだけでなく、エアコンの性能低下にもつながります。 - 故障の悪化:
A3エラーを放置することで、ドレンポンプやその他の部品に負担がかかり、故障がさらに悪化する可能性があります。
A3エラーは、早めの対処が重要です。応急処置で改善しない場合は、速やかに専門業者に修理を依頼しましょう。
エラーコードA3の修理費用
A3エラーの修理費用は、原因や修理内容によって大きく異なります。
- 軽微な修理の場合:
ドレンパンやドレンホースの清掃だけで済む場合は、5,000円~15,000円程度が相場です。 - 部品交換が必要な場合:
ドレンポンプやフロートスイッチなどの部品交換が必要な場合は、20,000円~40,000円程度かかることもあります。 - その他:
エアコンの設置状況や修理業者の地域差などによっても費用は変動します。
修理費用を抑えるには?
修理費用を抑えるためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 複数の業者に見積もりを依頼する:
複数の業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較検討しましょう。 - 故障の原因と修理内容を確認する:
見積もりを依頼する際は、必ず故障の原因と修理内容を確認し、不明な点があれば質問しましょう。 - 修理保証を確認する:
修理後に再発した場合に備え、修理保証の有無も確認しておきましょう。 - エアコンクリーニングと同時に修理を依頼する:
エアコンクリーニングと同時に修理を依頼することで、出張費などを節約できる場合があります。
上記はあくまで目安であり、実際の費用は異なる場合があります。修理を依頼する前に、必ず業者に見積もりを依頼し、詳細を確認しましょう。
エラーコードA3の予防策
エラーコード「A3」を予防するには、以下の対策が有効です。
- 定期的なエアコンクリーニング:
ドレンパンやドレン排水管の汚れを定期的に清掃することで、A3エラーを予防できます。 - エアコンフィルターの定期的な清掃:
エアコンフィルターの汚れは、ドレンパンの汚れにもつながります。
エアコンクリーニングは、使用頻度や設置環境によって異なりますが、一般的には1〜2年に1回が目安です。
プロが教える!ダイキンのA3エラーに関するQ&A
- Qドレンパンの水を抜けばエアコンは使えるようになるのですか?
- A
はい、ドレンパンの水を抜くことで、A3エラーが一時的に解消され、エアコンが再び使えるようになる場合があります。 ただし、これはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。 排水に関わるドレンポンプの修理などが必要な場合があるので、早めに修理を依頼するようにしましょう。
ドレンパンの水を抜くことは、あくまで一時的な対処法です。根本的な原因を解決するためには、専門業者に修理を依頼し、ドレンポンプの故障やドレン配管の詰まりなどを解消する必要があります。
まとめ|ダイキンエアコン エラーコードA3が出たら、まずは落ち着いて対処!
ダイキンのエアコンにエラーコードA3が表示されたら、慌てずにこの記事で紹介した対処法を試してみましょう。
- エアコンのリセット:
電源を入れ直すだけで解決する場合があります。 - ドレンパンの水抜き:
応急処置として有効な場合があります。 - 専門業者への依頼:
上記で解決しない場合は、速やかに修理を依頼しましょう。
A3エラーは放置すると水漏れやカビの原因になるだけでなく、故障を悪化させる可能性もあります。早めの対処が肝心です。
定期的なエアコンクリーニングやフィルター清掃も、A3エラーの予防に効果的です。
この記事を参考に、快適なエアコンライフを送りましょう。