ダイキンエアコンを使っていると、ストリーマおそうじランプがオレンジ色に点滅にている場面に遭遇することがあると思います。
「もしかして故障？」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。 ほとんどの場合、ストリーマユニットの清掃で解決します。
この記事では、その原因と対処法をステップごとにご紹介します。
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ダイキン製エアコンのランプが点滅している場合の故障診断を行います。
どちらのランプが点滅していますか？
この記事は、ダイキン製ルームエアコンを対象として解説しています。お使いのエアコンが業務用エアコンの場合は、以下の記事をご覧ください。
この記事の監修者
「taichan（たいちゃん）」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A（空調テック）で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
ダイキンエアコンのストリーマおそうじランプ点滅の原因は？
ダイキンエアコンのストリーマおそうじランプ（青色のランプ、またはタイマーと同じオレンジ色のランプ）の点滅はストリーマユニットのお手入れのサインです。
故障ではないことがほとんどですので、落ち着いて順番に対処していきましょう。
ストリーマユニットは、ダイキンエアコン独自の空気清浄技術である「ストリーマ放電」を発生させるための装置です。
- ストリーマ放電とは：
ストリーマ放電は、プラズマ放電の一種で、強力な酸化分解力を持つ活性種（レイキ窒素、レイキ酸素、OHラジカル、酸素ラジカルなど）を生成します。 - 空気清浄効果：
生成された活性種は、空気中のカビ菌、ウイルス、花粉、アレル物質などの有害物質を酸化分解し、無害化します。また、ニオイの原因物質も分解するため、脱臭効果も期待できます。 - ユニットの構造：
ストリーマユニットは放電電極がストリーマ放電を発生させ、空気清浄効果を発揮します。 - 清掃の必要性：
ストリーマユニットは、空気中の汚れを吸着するため、定期的な清掃が必要です。汚れが蓄積すると、ストリーマ放電の効率が低下し、空気清浄効果が弱まるだけでなく、ランプの点滅を引き起こす原因となります。
ストリーマおそうじランプが点滅した時の対処法
ステップ1： 取扱説明書を確認する
はじめに、ストリーマユニットのお手入れ方法を確認していきます。
お手入れ方法は機種によって異なりますので、お手持ちのエアコンの取扱説明書をご確認ください。
取扱説明書が手元にない場合は、以下のサイトから取扱説明書をダウンロードいただくか、ダイキンサポートページのAIチャットでお手入れ方法をご確認いただけます。
ステップ2： お手入れを実施する
取扱説明書またはAIチャットの指示に従って、ストリーマユニットのお手入れを実施してください。
基本的には取り外したストリーマユニットをぬるま湯や中性洗剤に１時間程度漬け置きして汚れを落とすという方法でお手入れします。
3.リセット操作を行う
ストリーマユニットのお手入れ後は、必ず以下のリセット操作を行ってください。リセット操作を行わないとランプの点滅は消えません。
ランプのリセット手順
- エアコンを停止します。
- リモコンのサインリセットボタンを長押しします。
- 決定ボタンがあるタイプのリモコンの場合は、決定ボタンを押します。
- ランプが消えればリセット完了です。
リセット方法は機種によって多少異なりますので、上記の方法でうまくいかない場合は取扱説明書やダイキンのAIチャットでご確認ください。
お手入れ後もランプの点滅が続く場合の対処法
上記の手順を実施してもタイマーランプの点滅が続く場合は、以下の可能性が考えられます。
- ストリーマユニットの取り付けが不完全:
ストリーマユニットが正しく取り付けられていない可能性があります。取扱説明書を確認し、しっかりと取り付けられているか確認しましょう。 - リセット操作が完了していない:
ストリーマユニット掃除後は、必ずリセット操作が必要です。取扱説明書を参考に、リセット操作を正しく行っているか確認しましょう。 - ストリーマユニットの故障:
ストリーマユニット自体が故障している可能性があります。 - エアコン本体の故障:
稀に、ストリーマユニット以外の部分に故障が発生している可能性があります。
これらの点を確認しても解決しない場合は、故障の可能性が高いです。ダイキンのメーカーサポートまたは販売店に問い合わせてください。
電話口でエアコンの型番（室内機の底面のシールに記載）やランプの点滅状況などを伝えると、よりスムーズに相談できます。 また、症状によっては、訪問修理が必要となる場合があり、その際はおおよその修理費用を教えてもらえます。
※2020年9月時点
| 室外機制御基板 | 13,800～27,000円 |
| 室外機ファンモーター | 15,800～28,000円 |
| 冷媒ガス漏れ | 13,800～27,000円 |
| 室内機マイコン | 13,800～27,000円 |
| 室内機ファンモーター | 27,800～33,000円 |
| 冷媒回路 | 17,800～100,000円 |
| リモコン | 2,000～10,000円 |
| 水漏れ | 27,800～37,800円 |
| 室内機ルーバー | 5,800～19,000円 |
| 室内機前面パネル | 8,800～32,000円 |
※修理費用（技術料、部品代、出張料含む）は税抜、目安です。
※修理時間は故障の程度やスタッフの熟練度によって変わっってきます。場合によっては、エアコンを取外して持ち帰っての修理が必要な場合もあります。
※修理費用の詳細については以下のページを御覧ください。
＞＞製品別の修理目安金額｜DAIKIN
スマート診断ナビ（使用年数や設置状況などを入力するだけで、簡単に診断できます）で、エアコンが修理できるかチェックしてみよう！
よくある質問
ダイキンのエアコンのストリーマおそうじランプが点滅したということで、実際によくお問い合わせを頂く内容について下記にまとめておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
- Qストリーマユニットを掃除しないとどうなるの？
- A
ストリーマユニットは、ダイキンエアコン独自の空気清浄機能で、カビや花粉、ウイルスなどを抑制する効果があり、エアコン内部の清潔さを保つのに役立ちます。しかし、長期間使用すると汚れが溜まり、その機能が低下することがあります。
ストリーマおそうじランプのオレンジ色の点滅は、ストリーマユニットの汚れが一定レベルに達したことを示しています。これは故障ではなく、お手入れが必要なサインです。
taichan点滅を無視して使い続けると、空気清浄機能が十分に発揮されず、不快な臭いやアレルギー症状の原因となる可能性があります。
- Qストリーマランプの掃除の頻度はどのぐらいですか？
- A
ダイキン製のエアコンのストリーマユニットのタイマーランプは、1800時間以上運転すると自動的に点滅して、お手入れ時期をお知らせします。
まとめ
この記事では、ダイキンエアコンのストリーマおそうじランプが点滅する原因と対処法について解説しました。タイマーランプの点滅は、ほとんどの場合、ストリーマユニットの清掃サインです。
まずは落ち着いて、この記事で紹介した手順に従ってストリーマユニットのお手入れを行い、リセット操作を行ってみてください。
それでも解決しない場合は、故障の可能性も考えられます。
自分で解決することが難しいと感じた場合は、無理せずダイキンのカスタマーサービスまたは購入した販売店に相談しましょう。
ダイキンコンタクトセンターへの連絡方法
- 電話：0120-88-1081
- FAX：0120-07-0881
- 受付時間：24時間（年中無休）
- 取扱説明書：https://www.free.dtnet.daikin.co.jp/DT-NET/torisetu/search
- AIチャット：https://www.daikincc.com/AI_chatsupport/ra.html
- WEB修理受付：https://www.daikincc.com/acceptnew/ippantop.php
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エアコンのトラブル、もう悩まない！解決への3ステップ
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。
電源が入らない、ランプが点滅する、異音がする、冷風が出ない、水が漏れる…など、具体的な症状は何でしょうか？
慌てずに、これからご説明する3つのステップに従って、ひとつずつ問題を解決していきましょう。
ステップ１：状況確認と原因特定
不具合の具体的な症状（例：冷えない、異音がする、水漏れするなど）を把握しましょう。そして、エアコンの不調の原因を探ります。取扱説明書を確認したり、簡単なセルフチェックを試してみることで、自分で解決できることもあります。
エアコンの調子が悪いときは、まずこちらで不具合内容をチェック！
＞＞ エアコンの不具合診断（スマート診断ナビ）はこちら
ステップ２：修理の可否
エアコンの使用年数から、エアコンの修理が可能かどうかを判断します。保証や修理費用確認費用などを調べましょう。
修理を依頼する前に、まずは修理が可能かどうかを確認することができます。
＞＞修理はできる？診断したい方はこちら
ステップ３：業者選び
修理または買い替えを依頼する業者を選びます。 メーカーのサービスセンター、家電量販店、街の電気屋さんなど、様々な選択肢があります。 費用やサービス内容を比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。
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＞＞業者の違いが知りたい方はこちら
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