エアコンを購入する際、「保証」についてきちんと確認していますか?
実は、エアコンには「メーカー保証」と「延長保証」の2種類があり、それぞれ保証内容や期間が異なります。
この記事では、それぞれの保証の違いを分かりやすく解説し、あなたにぴったりの保証選びをサポートします。
この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
メーカー保証の内容と期間を解説
エアコンのメーカー保証は、通常以下のようになっています。
- 基本保証期間: 購入日から1年間
- 冷媒系統部分の保証期間: 圧縮機、熱交換器など、冷媒系統部分については5年間の保証が付きます。
保証の対象範囲
メーカー保証は、通常の使用状態で発生した故障が対象となります。ただし、以下の場合は保証の対象外となる可能性があります。
- 誤った使用方法による故障
- 不適切な設置工事による故障
- 火災、地震、落雷などの天災による故障
- 消耗品の交換
火災、地震、落雷などの天災による故障については、火災保険でカバーできるケースもあります。
保証期間を延長できる延長保証
エアコンが故障した時、メーカー保証だけでは不安…と感じたことはありませんか? そんな時に役立つのが延長保証です。延長保証に加入することで、メーカー保証期間終了後も、安心してエアコンを使い続けることができます。
延長保証とは?
多くのメーカーや販売店では、メーカー保証に加えて延長保証を提供しています。 延長保証とは、一定の費用を支払うことで、メーカー保証期間終了後も、一定期間、製品の修理を保証するサービスです。
延長保証の主な特徴
- 保証期間: 5年、8年、10年など、メーカーや販売店によって異なります。
- 費用: 無料から有料(商品金額の5%程度)まで様々です。
- 保証内容: メーカー保証に準じた修理を保証期間中に何回でも受けられる場合が多いです。
各社の延長保証例
エアコンの延長保証について、主なメーカーと家電量販店、そして他店購入エアコンの保証サービスをまとめました。
サービス | 保証年数 | 費用 | 保証金額 | 申し込み有効期限 |
---|---|---|---|---|
au HOME 家電保証 | 購入から5年間 | au HOME月額利用料539円 トラブルサポート月額利用料539円 | 最大10万円 年間合計30万円 | 新品購入後5年以内 |
TEPCO 家電修理サービス | 申込日の翌々月1日から1年間 | 月々300円 | 最大50万円 | 設置・購入より10年以内 |
SOMPOワランティ 家電延長保証 | 8年・10年 | 商品金額により異なる | 商品金額まで | 購入と同時のみ |
ヤマダ電機 NewThe安心 | – | – | – | 2023年1月15日をもって新規受付を終了 |
延長保証のメリット
- 長期にわたって安心してエアコンを使用できます。
- 予期せぬ修理費用を節約できます。
延長保証のデメリット
- 延長保証に加入するための費用がかかります。
- 故障しない場合は、延長保証費用が無駄になる可能性があります。
保証期間、保証内容、費用などを比較して、自分に合った延長保証を選びましょう。保証の対象外となる項目や免責事項などを事前に確認しておくことも大切です。
エアコンの耐用年数と延長保証の必要性
エアコンを購入する際、延長保証に加入すべきかどうか迷う方も多いのではないでしょうか?エアコンの耐用年数は一般的に10年程度とされていますが、5年程度のメーカー保証では、故障せずに使い続けられる可能性もあります。しかし、エアコンは高額な家電製品であり、いざ修理が必要になった場合、高額な費用がかかることも少なくありません。
例えば、10万円で購入したエアコンの制御基板が故障し、修理に3万円かかるとしましょう。メーカー保証期間が過ぎていれば、この費用は全額自己負担となります。延長保証に加入していれば、このような予期せぬ出費を抑えることができます。
延長保証には、メリットだけでなくデメリットも存在します。保証料がかかることや、保証期間や内容によっては、すべての故障に対応してもらえない場合もある点は理解しておく必要があります。
延長保証に加入するかどうかは、エアコンの価格や使用頻度、そしてご自身の経済状況などを考慮して判断しましょう。安心してエアコンを使用したい方は、延長保証への加入を検討してみるのも良いかもしれません。
メーカー保証・延長保証を受ける際の注意点
家電製品を購入する際に、メーカー保証や延長保証は重要なポイントです。いざという時に保証を受けられないということがないように、以下の注意点を確認しておきましょう。
保証書の保管は必須!
- 購入時に必ず保証書を確認し、大切に保管しましょう。保証書を紛失した場合、修理の際に費用が発生する可能性があります。
- 保証書は、製品の取扱説明書と一緒に保管しておくと、紛失のリスクを減らせます。
- デジタルカメラなどで保証書を撮影しておくことも有効です。
販売店名と購入日の記入も忘れずに
- 保証書に販売店名と購入日の記入がないと無効になる場合があります。
- 購入後は、すぐに保証書に必要事項を記入しましょう。
- 記入はボールペンなど、消えないペンを使用してください。
保証対象外のケースを知っておこう
- 消耗品や使用上の誤りによる故障は保証対象外となることがあります。
- 保証対象となる範囲は、メーカーや製品によって異なります。事前に保証内容をよく確認しておきましょう。
- 使用上の誤りによる故障を防ぐため、取扱説明書をよく読み、正しく使用しましょう。
延長保証は内容と費用をよく確認!
- 延長保証に加入する際は、保証内容や費用を十分に検討し、自身に合った保証を選ぶようにしましょう。
- 延長保証の保証期間、保証範囲、保証料などを比較し、自分に必要な保証を選びましょう。
- 延長保証は、メーカー保証とは別に販売店が提供するサービスです。加入条件や手続き方法なども確認しておきましょう。
メーカー保証と延長保証は、どちらも製品の故障に対する保証ですが、保証期間や保証内容が異なります。保証に関するトラブルを避けるため、不明な点は販売店やメーカーに問い合わせて確認しましょう。
まとめ
この記事では、エアコンのメーカー保証と延長保証の違い、延長保証の必要性、注意点などを解説しました。
エアコンは高額な家電製品であり、長期間の使用を考えると、保証内容をしっかり理解しておくことが大切です。
- メーカー保証: 通常1年間、冷媒系統部分については5年間の保証が付帯されています。
- 延長保証: メーカー保証に加えて、さらに保証期間を延長することができます。保証期間や費用、保証内容はメーカーや販売店によって異なります。
延長保証に加入する際は、保証内容や費用を比較検討し、自身のニーズに合ったものを選びましょう。
保証書は大切に保管し、販売店名と購入日の記入も忘れずに行いましょう。
エアコンの保証期間を理解し、適切な保証を選ぶことで、安心してエアコンを使い続けることができます。
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