エアコンが故障した際、どのように修理を進めればいいのでしょうか?この記事では、エアコン修理の一般的な流れについて、主な手順をわかりやすくご説明します。
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この記事の監修者
「taichan(たいちゃん)」
エアコンの故障診断のエキスパート、taichanです。大学院でヒートポンプを研究し、特許も取得。大手電機メーカーで培った知識と15年以上の現場経験を活かしたセカンドオピニオンを無料相談Q&A(空調テック)で提供中。電気主任技術者、電気工事士、冷凍機械責任者など、多数の資格を保有。
エアコンが故障!?まずは落ち着いて状況を確認しよう
まずは、落ち着いてエアコンの症状を確認しましょう。 以下の簡単な自己診断を試みることで、問題が解決する可能性があります。
- コンセントを抜き差しして、10分程度放置後に再起動する
一度電源を完全に切ることで、システムがリセットされ、軽微なエラーが解消される可能性があります。 - 室外機の周りに障害物がないか確認する
室外機が正常に動作するためには、周囲に十分なスペースが必要です。 - エアコンのフィルターを掃除する
フィルターが目詰まりすると、冷暖房効率が低下や、システム異常の原因となることがあります。 - リモコンの電池を交換する
リモコンの電池切れが原因で、エアコンが操作できない場合があります。 - ブレーカーが落ちていないか確認する
エアコンの消費電力によって、ブレーカーが落ちている可能性があります。
これらのチェックを行っても問題が解決しない場合は、専門家による修理が必要になります。
修理を依頼する前に確認すべきこと
修理をスムーズに進めるために、事前に以下の情報を確認しておきましょう。
- エアコンのメーカー名
エアコン本体やリモコンに記載されています。 - 型番
室内機の側面や底面に記載されているラベルで確認できます。 - 具体的な症状や不具合の内容
エラーコードが表示されている場合は、その内容もメモしておきましょう。 - 保証書の有無
保証期間内であれば無償で修理できる場合があります。保証書の内容をよく確認し、保証期間や保証範囲を把握しておきましょう。
保証書がない場合は、購入店に問い合わせてみましょう。
どこに頼む?修理業者選びのポイント
エアコンの修理を依頼する業者を選ぶのは、なかなか難しいものです。価格、スピード、信頼性など、重視するポイントを明確にして業者を選びましょう。
修理業者を選ぶ際は、まず保証期間内かどうかを確認しましょう。保証期間内であれば、メーカーの公式サービスに依頼するのがおすすめです。保証期間外の場合は、以下の選択肢があります。
保証期間外の修理業者選び
修理業者 | メリット | デメリット |
---|---|---|
エアコンメーカーの公式サービス | 専門の技術者による修理で安心感がある | 費用は高めになる傾向がある |
家電量販店のサービス | 購入店であれば、スムーズに依頼できる場合が多い | メーカー公式サービスに比べて、専門性や対応範囲が劣る場合がある |
独立系のエアコン修理業者 | メーカーや量販店に比べて費用が安い場合が多い | 業者によって技術力やサービスに差がある場合がある |
地元の電器店 | 迅速な対応と丁寧なサービスが期待できる | 対応エリアが限られている場合がある |
修理を依頼する前に、必ず作業内容や費用について明確な説明を受け、納得してから契約しましょう。
修理依頼から見積もりまでの流れ
選んだ業者に連絡し、以下の流れで進めます。
- 故障の内容を伝える
- 訪問日時を調整する
- 技術者が訪問し、故障箇所を特定
- 修理内容と費用の見積もりを受け取る
作業開始!修理の流れをステップで解説
見積もりに同意したら、実際の修理作業が行われます。
- 作業内容と費用を確認
- 技術者による修理作業
- 修理完了後、動作確認
部品交換が必要な場合は、メーカーから部品を取り寄せる必要があるため、後日修理になります。
支払い方法と修理完了後の注意点
修理が完了したら、以下の手順で終了します。
- 修理内容と請求額を確認
- 支払いを行う(現金や振込が一般的)
- 保証書や領収書を受け取る
メーカーサポートの場合、後ほど郵送で支払い用紙が送られてきますので、記載の口座に修理費用を振り込むのが一般的です。
エアコンの寿命って?修理と買い替えの判断基準
エアコンの修理は専門的な知識と技術が必要となるため、自己診断で解決しない場合は、無理せず専門家に相談しましょう。 また、修理か買い替えかの判断は、エアコンの使用年数と修理費用を考慮して行いましょう。 一般的に、エアコンの寿命は10年程度です。
修理費用が高額になる場合は、買い替えを検討する方が良いかもしれません。
故障を防ぐ!エアコンのメンテナンス方法
定期的なメンテナンスはエアコンの寿命を延ばし、快適な環境を保つために非常に重要です。
フィルター掃除
- フィルターの掃除は月に1~2回が目安ですが、使用頻度や環境によって調整してください。
- ほこりが多い場所やペットを飼っている場合は、より頻繁に掃除する必要があります。
- 掃除機でほこりを吸い取るか、水洗いをしてください。
- 水洗い後は、しっかりと乾燥させてから取り付けてください。
室外機の確認
- 室外機の周りに物を置かないようにしましょう。
- 室外機から出る風が遮られると、エアコンの効率が低下し、故障の原因となります。
- また、室外機に直射日光が当たらないようにすることも大切です。
- カバーなどで覆ってしまうと、熱がこもり故障の原因になります。
その他
エアコンの運転中は、窓やドアを閉めておくようにしましょう。冷暖房効率が上がり、電気代の節約にもなります。また、エアコンから異音や異臭がする場合は、すぐに使用を中止し、専門業者に点検を依頼しましょう。
これらのメンテナンスをしっかり行うことで、エアコンの故障を予防し、快適な生活を送ることができます。
まとめ
この記事では、エアコン修理の流れについて、自己診断から業者選び、修理完了までの手順を詳しく解説しました。
エアコンが故障した際は、まず落ち着いて自己診断を行い、解決しない場合は専門業者に修理を依頼しましょう。
業者選びは、保証期間の有無や、メーカー、量販店、独立系業者など、それぞれのメリット・デメリットを比較検討することが重要です。
修理費用は、故障内容や業者によって異なりますが、高額になる場合は買い替えも検討しましょう。
エアコンの寿命は10年程度と言われています。 定期的なメンテナンスを行うことで、故障を予防し、エアコンを長く快適に使うことができます。
もし、エアコンのことでお困りごとがあれば、この記事を参考にして、適切な対応をしてくださいね。
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