シャープ製エアコンの本体リセット方法
エアコンの本体リセットを行うことで、強いノイズの影響を受けたなどが原因のエラーコード表示(動作停止)を復旧できる可能性があります。
このようなちょっとした不具合であれば本体のリセット操作で復旧することもありますので、まずは以下の手順でエアコンをリセットし、暖房が使えるようになるかどうか試してみてください。
【SETP1】エアコンをOFFにする
エアコンが動いている場合はリモコンでエアコンの電源をOFFします。
電源ランプが点滅して既にエアコンの動作が停止してしまっているような場合は、そのまま次のステップに進んでください。
【STEP2】室内機の電源コードを抜く
次に、エアコンの電源コードを抜きます。
電源プラグが高いところで抜き差ししにくい場合などは、分電盤の中にあるエアコン回路のブレーカーを落としてもOKです。
ルームエアコンの場合、電源は室内機側のコンセントのみとなっていますので、ここまで作業ができたらエアコンに流れる電気は遮断できたことになります。
業務用パッケージエアコンの場合はコンセントはありませんので、上記のブレーカーによるリセットが必要です。
室内機と室外機の別々にブレーカーが設けられている場合もありますので、その場合はそれらを同時に操作して下さい。
【STEP3】1分後に電源を入れ直す
エアコンの電源を落としてから1分後にコンセント(ブレーカー)を入れ直し、エアコンを再起動してみましょう。
ルームエアコンの場合、電源コンセントは室内機のところに一箇所しかないため、この操作を行うことで、室内機だけではなく室外機の方も同時にリセットすることができます。
この状態で再びエアコンが停止(電源ランプが点滅)してしまった場合、エアコンに少し症状の重い不具合が発生している可能性があります。
エアコンの強制起動方法(基本動作確認のため)
シャープのルームエアコンには「応急運転ボタン」というものが室内機本体の下側や前面パネルを開いたところについていて、この応急運転スイッチを使えば、リモコンを使わずにエアコンを起動する事ができます。
応急運転ボタンを使った強制起動ではエアコンの基本動作しか行わない(省エネ運転など暖房能力を抑える各種設定は適用されない)ため、故障判定を行う場合はこの応急運転で行うのがおすすめです。
シャープエアコンの応急運転は冷房や暖房などを自動で判断して運転し始めるため、夏場の場合は冷房運転に、冬場の場合は暖房運転で起動することになります。
この応急運転でエアコンが正常に動いた場合、エアコンのメインとなる冷房や暖房機能は故障していないということを確認することができます。
なお、途中でエアコンが停止し、室内機のランプが点滅し始めたり、エラーコードが表示されたりした場合は、エアコンが故障してしまっている可能性が高いといえます。
まとめ
シャープ製エアコンの冷房は動くが暖房だけが動かないという場合、四方弁の不具合や基盤の故障、冷媒ガス漏れなどの原因が考えられます。
本体リセットや強制起動をしても症状が改善されない場合はエアコン故障の可能性が高いですので、早めに点検をしてもらうことをおすすめします。